神の[Alt]キーをマスターせよ

[Alt]キーは神技

 前回はCtrlキーを使ったショートカットを紹介しました。ベーシックなものばかりですし、英単語との関連性があるものも多いので、覚えるのも苦労なくすぐに使えるようになると思います。ですが、ショートカットキーというものは本当に本当にたくさん存在しています。普段は使わないようなマニアックなショートカットキーも山ほどありますし、ショートカットキーを全紹介して本もあるほどです。ですが、それらの全部を覚えることはできません。むしろ、覚える必要もありません。

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 Altキーを使えば、ショートカットを覚えていない機能についてもキーボードだけで操作をすることができます。AltはAlternate(代替の、代わりの)という単語の略で、オルトキーと呼びます。

 さて、早速ですがどのように重宝するのでしょうか。

 例えば、ExcelでAltキーを押してみましょう。すると、図のようにメニューの下に数字とアルファベットが出てきます。ここに表示されたアルファベットキーを押すと、そのメニューが実行されます。

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例えば、上の図で[データ]メニューの下に[A]と表示されているので、ここで[A]をキーボードで押すと次の図のようにその下のデータメニューのリボンが出てきます。そして、その下の機能についても、それぞれアルファベットが振られています。そして、フィルター機能を使いたいときは、ここで[T]を押すとフィルター機能が動くようになります。

f:id:vekitomo-0:20200925235504p:plain   つまり、Alt → A → T とキーボードを押すことでフィルター機能を使うことができます。

 では、このフィルター機能にショートカットは割り当てられているのか。はい、割り当てられています。Shift+Ctrl+Lを押すと、フィルター機能が実行されます。ですが、このショートカットを覚えておくのは難しいと思います。そんなにいつも使う機能ではないですが、時々、何回も使うことが多い機能だと思います。

 そのようなときは、Altキーの神業を使ってキーボードだけで操作ができれば作業のスピードが上がっていきます。このテクニックはすべてのアプリケーションで使えるとは限りませんが、非常に多くのアプリケーションで使うことができます。

 どのようなシーンで使うことが多いかといいますと、普段はあまり使わない機能でショートカットも覚えきれないけど、とあるときに、集中して繰り返し同じ機能を使うときです。そのときは、Altでキー割り当てを確認して、あとはひたすらキーボードで操作していきます。  その他のパターンは、ショートカットが割り当てられていない機能を使うときです。すべての機能にショートカットキーがあるわけではないので、そのような機能を何回も使うときにはこのAltテクニックが役に立ちます。

パソコンショートカットの基礎編 ~ Ctrlキー

まずは基礎テクニックを身につけよう

 まずは使用頻度が高くてスピードアップの効果が高い基礎テクニックを学んでいきましょう。  Excelやパワーポイント、メールなどといったソフトに依存せずに汎用的なテクニックが中心なので、一度身につくと、仕事の多くのシーンで活躍するテクニックです。  ゴルフやサッカー、テニス、野球などのスポーツでもまずは基礎から習得を始めます。そして、試合などのシーンをイメージした個別の応用技術を身につけます。

パソコンテクニックも同じだと思っています。まずは基礎を習得することが大切です。

さて、基礎テクニックは、3つに分類できます。

ひとつは、キーボードでショートカットキーを使ったテクニック。次が、マウスを効率的に使うテクニック。そして3つ目は、キーボードとマウスを使ったテクニックです。  

ひとつひとつのテクニックでそれほど難しいものはありません。基礎テクニックなので、知っているテクニックもあると思います。ですが、ゴールは知っていることではなく、体で覚えることです。

まだ体が勝手に反応しないテクニックがあれば、それは基礎練習を積み重ねて習得していきましょう。

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基本の“キ” ― [Ctrl]キーを使うショートカット

 たくさんのパソコンテクニックがある中で、基本中の基本となるが[Ctrl]キーを使ったショートカットです。

[Ctrl]キーは、Controlの略でコントロールキーと読み、ほとんどのキーボードの左下に配置されています。左手の小指で[Ctrl]を押しながら他のキーを押すので、左手小指が自然と動くようになるまで練習をしましょう。

コピペが使用頻度No.1のショートカット

まずは、コピペといわれるコピーアンドペーストの作業です。マウスを使うと、「右クリック」→[コピー]を選択→「右クリック」→[貼り付け]を選択、という手順です。

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ショートカットを使うと[Ctrl]+[C]でコピーして、[Ctrl]+[V]で貼り付けます。

マウスを使えば3秒+3秒で6秒かかりますが、ショートカットだと1秒もかからずに終わります。

コピーアンドペーストでなく、カットアンドペーストのときは、[Ctrl]+[V]で切り取りとって、[Ctrl]+[V]で貼り付けます。

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Ctrl+Z、Ctrl+Yは時間移動のショートカット ~直前の作業を元に戻す、やり直し

 ドキュメント作成をしているときなど、一度作業をしたものを戻したくなることがあります。そのときはCtrl+Zで直前の作業をなかったことにして、戻すことができます。そして、Ctrl+Yはその逆ができます。このふたつのショートカットを使うと、過去の作業を行ったり来たりすることができます。それぞれ、機能としてはUndo、Redoと呼ばれていますが、意味的には理解しづらいと思います。

ですが、これらを時間移動の機能ととらえると分かりやすくなります。Ctrl+ZのUndoは過去にさかのぼり、Ctrl+YのRedoは過去の時点から現在に向かって過去の作業を復活させてきます。

行ったり来たりするイメージを下に書きました。ここでは、数字を1,2,3と順番にタイピングした作業をCtrl+Zで取り消したり、Ctrl+Yで戻したりして、どのように動くかを書きました。

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 ドキュメント作成などで使うと便利なショートカットです。必ずやり直しは発生するので作業効率が上がります。

なお、2020年時点でのOffice では、直近に実行した100 回の操作が保存されていますので、100回分まで遡ることが可能です。  

文字を太字にするのもショートカットで

文書作成をしていて文字を少し強調したいときに、太字、斜体にしたり、下線を引いたりすることがあります。このような代表的なフォント変更にはショートカットキーが割り当たっているので、マウスを使わずにショートカットを使うと一瞬でフォント変更ができます。

[Ctrl]+[B]: 太字にする(Bold)
[Ctrl]+[I]: 斜体(イタリック)にする (Italic)
[Ctrl]+[U]: 下線を引く (Underline)

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Ctrl系のよく使うショートカット

 その他にもCtrl系のショートカットはたくさんありますが、特に頻度が高くよく使うショートカットをリストアップしました。ほとんどのアプリケーションで使えますし、普段の仕事の中でもよく使う機能ばかりです。

 また、ショートカットキーでつかうアルファベットキーは括弧の中に書いているように 意味がわかりやすく覚えやすいものもあります。残念ながらそうでないものもたくさんあります。ですが、意味のあるものについては無機質な記号を覚えるよりも覚えやすいので、そのようなショートカットは意味から理解しておくと楽になります。

Ctrl+A : すべてを選択する(All)
Ctrl+P : 印刷する(Print)
Ctrl+N : ファイルなど、そのときに使っているアプリケーションの新規作成をする(New)
Ctrl+F : 検索モード(Find)
Ctrl+S : ファイルを保存(Save)

参考書籍

ショートカットキー超速時短術

ショートカットキー超速時短術

  • 発売日: 2020/06/11
  • メディア: Kindle版

パソコンテクニックの習得のススメ ~成果を出すための必須条件

パソコン作業を最小限にする理由は仕事で成果を出すため

 私のキャリアは、システム開発のプロジェクトマネージャーが中心でした。新卒で社会人になったときは、ITエンジニアとしてスタートしましたが、3年目でプロジェクトマネージャーとなって以降はほぼずっとプロジェクトマネージャーを担ってきました。

そして、その中でも、トラブルプロジェクトの火消しPM、といったことが大半を占めてきました。ちょっとしたトラブルプロジェクトの火消しではなく、大爆発・大炎上しているものばかりでした。

 一番のトラブルプロジェクトは、クレジットカードの基幹システム構築のプロジェクトで、システム開発のトラブルとしては世界最大規模であったと思います。その中で、ピークでは500名、20チームほどのプロジェクト体制をリードしてきました。

 大炎上しているトラブルプロジェクトでは、スケジュールがタイトとですし、とにかく仕事量が多いものです。そういったプロジェクトのリーダーとなると、多くの会議に参加しなければならず、メンバーからの相談や報告といったコミュニケーションも非常に多くありました。そのような中でも、お客様への報告資料や提案資料、社内への報告や説明資料を作成しなければならないですし、一日に何百通と来るメール処理もしなければなりません。  

さて、私が仕事で最も重要だと思っていること、それは「考えること」です。

仕事で成果をあげる、周りから頭ひとつ抜け出る、そのために必要なことは、考えて考えることです。ビジネスパーソンが、周りと差別化するための武器なのです。

 ですが、会議やコミュニケーション、資料作成、メール処理などに多くの作業に忙殺されてしまっては、「思考」の時間を作ることができません。

 私が経験してきた大炎上トラブルプロジェクトでは、多くの問題や課題がありましたし、日々、新たな問題が発生している状況でした。そのような状況においては、それらの問題や課題に対して、どのように対処していくか、ということを考えに考えて判断・決断する、ということが量とスピードと質ともに求められていました。

 つまり、会議や資料作成などの時間に忙殺されてしまっていては、本当に価値の高い「考える」という時間を失ってしまうのです。そのようになってしまうと、大炎上のプロジェクトの火消しは到底できませんし、トラブルプロジェクトでなくても、仕事での成果を上げていくことはできません。

 なぜ、パソコン作業を最小にするかというと、仕事で成果を出すためなのです。

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パソコン作業は不毛な時間

 同僚がパソコンの前で一生懸命に仕事をしているのを見て、
「あいつ頑張っているな、俺も頑張らないと」
と思うことはないでしょうか。

逆に、パソコンを使わずにぼーっとしているような仕草を見て、
「こっちは忙しいのに、あいつは何をやっているんだ」
と感じたことはありませんか。

 また、上司の人は部下がパソコンの前で一生懸命に何かをやっている姿を見て、
「よしよし、あいつも一生懸命頑張っているな」
と、安心したことはないでしょうか。

 私は、パソコン作業は不毛な時間だと考えています。パソコン作業自体に価値はありません。

 もし、一日中、パソコンで資料作成やメール処理で忙しくして、今日も忙しかったと満足しているとしたら。お客様への提案資料作成に8時間もかけていて、仕事をした気になっていたとしたら、それは少し危険かもしれません。

パソコン作業がもっともっと速かったら、もっと他のこと、もっと付加価値の高い仕事に時間を使うことができ、より成長し、より大きな成果を出すことができるかもしれません。

 パソコンの作業時間を極限まで速くして、価値の高い「考える」という仕事の時間を多く捻出しましょう。  

パソコン作業とは単にデジタル可視化をしているだけにすぎない

 では、パソコンで作業をするということはいったどういうことなのでしょうか?

 パソコン作業とは、思考のデジタル可視化作業です。

 頭の中で考えたことを、パワーポイントの資料やメールなどでデジタルに可視化する、という作業なのです。
 「デジタル」といっているのは、手書きや口頭のアナログで可視化をすることもできますが、パソコン上のソフトでデジタルファイルとして可視化する、ということです。

 メールの場合だと、まず、メールを書くということは、相手に何かを伝えたり、依頼をしたりするときに行います。つまり、頭の中で考えたことをメールというデジタル伝達媒体に書き込み、送信する、というパソコン作業を行います。メール返信も同じです。受信したメールを読み、理解し、考えた結果をメールに書き込み発信します。どちらにせよ、「考えた」ことをデジタルという媒体で相手に伝えるのです。

重要なことは、デジタル媒体に打ち込むことではなく、自分が「思考」した内容なのです。

 いまこの瞬間、私はこの記事をブラウザに書いています。パソコン作業としてブラウザにキーボードを使ってタイピングしながらデジタルの活字にしています。ですが、その活字にする内容の源泉は私の頭の中にあるのです。頭の中で考えたことを、ブラウザというデジタルソフトにキーボードやマウスといったパソコンを使ってアウトプットしている、ということになります。

 このパソコンの作業が短ければ短いほど、「考える」という時間を増やすことができます。

 パソコン作業は何かというと、思考した価値のある情報をデジタル情報として可視化する作業である、ということで、そこに大きな価値はありません。ということは、その価値の高くない作業を限りなく速くして、できるだけ短い時間で終わらせたいのです。

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一番価値のあることに時間を使おう

 ビジネスパーソンが成果を出すためにいちばん大事なことは考えることだと思います。すなわち、思考。この思考の時間をどれだけ多く作れるかが、大きな成果を出せるかどうかのポイントです。

 5分でも10分でも思考の時間が増えるとそれは大きな時間です。

 試しに、いまから5分、ひとつのテーマで考え続けてみてください。

 結構いろいろなことが考えられるのではないでしょうか。頭の中で5分考えるというのは、相当な時間に値します。

 ということは、パソコンの作業時間を少しでも考える時間に振り返られると、より価値の高い時間を使うことができるということになります。

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たかが3秒、されど3秒 ~突き詰めるほど仕事が速くなる

 パソコン作業をできるだけ短くして、最小限にする。そのためには、ショートカットキーを覚えて使うことから始まります。

 代表的なショートカットにコピー(Ctrl+C)があります。このコピーという作業をマウスでするか、ショートカットキーでするか、を比べるとたかだか3秒しか変わりません。

 この3秒をたかが3秒と思ってショートカットなどのパソコンテクニックを習得するのをやめるか、これを第一歩として多くのテクニックを身につけるか、この差はとてもおおきなものになります。

 この3秒は大きな差の第一歩です。コピー&ペーストで6秒。その作業を10回すれば60秒、つまり1分です。その他のテクニックを積み重ねるとあっという間に数分の差が生まれます。こういったテクニックの積み重ねが大きな差となってきます。

 例えば、Excelでデータ量の多いものの分析をする場合、速い人であれば5分、遅い人であれば30分、一時間とかかってしまうこともあります。実際に、私も自分でやれば5~10分くらいかなぁ、と思うExcel作業をメンバーにお願いしたときに30分くらいかかりそうです、と言われることもよくありました。

 このようなテクニックを突き詰めていくとどうなるか、というと、単にその積み重ねの時間だけが速くなるのではなく、指数関数的に速くなっていきます。

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 私がこれまで見てきた仕事の速い人はみんな同じ傾向でした。ショートカットやパソコンのテクニックもたくさん使っていましたが、単にその積み重ねだけではない速さがありました。

 それはなぜでしょうか。

 ショートカットやパソコンテクニックを突き詰めて行く人は、いろいろな仕事のテクニックにも興味を示し、自分で調べて、習得して身につけていくようになるからです。例えば、「思考」が重要だと言いましたが、「思考」にもテクニックがあります。~~思考法といったものもたくさんあります。パソコンテクニックを極めていくと、そういったものまで身につけるようになっていくのです。これは、パソコン作業が速くなり、成果が出始めてくることで、さらなる向上心が芽生えてくるからだと思います。

 先ほどのExcel作業が30分かかるものを5分でできてしまう、といったこともその結果です。

 単なるパソコンテクニックと思わずに、その先の大きな成果の第一歩としてのパソコンテクニックを身につけていきましょう。

パソコンテクニックが身につくまでは投資の時間

 パソコンテクニックは、簡単なショートカットから、ちょっと慣れるまでには時間がかかるものもあります。すべてのテクニックが、明日から完璧にこなせるものでもありません。

 ですが、身につきさえすれば、差は歴然です。

 しかし、慣れて身につくまでは、一時的にスピードが遅くなることもあります。なぜなら、頭で考えてから手を動かすことが多く、普段から慣れている操作の方が速いことがあるからです。ですが、それを乗り越えて体が反応するところまで使いこなしましょう。

 そこにたどり着くまでの時間は投資の時間と考えましょう。

 昔、私のチームに若手メンバーが入ってきたときは、1週間マウス禁止にしていました。Windowsのパソコンは基本的にはキーボードだけでマウスがなくても操作ができます。その感覚を掴むこと、マウスよりもキーボードで操作することが速い間隔を身につく得ることが目的でした。

 一日目はもちろん、数日間はまったくもって仕事が進みません。マウスなしでどうすればいいのか、さっぱりわからないからです。しかし、それが徐々にわかるようになってきて、1週間経つとそれなりにキーボードだけで作業ができるようになってくるのです。

まだまだ極めたレベルまでは到達はしていませんが、そこでマウスを返してあげると、飛躍的にパソコン作業が速くなります。キーボードとマウスのそれぞれの利点を最大限に活用し始めるのです。

 それ以降は、自分で調べながら、本を読みながら、人のテクニックを盗みながら、どんどんと成長していきます。

 最初はまったくスピードが上がりませんが、それはその後のスピードアップのための投資の時間です。

 ひとつひとつのテクニックの習得のゴールは、体が覚えること、です。頭の中で思い出しながらショートカットを押している段階は、まだトレーニング段階です。考えずとも体が動いているのが習得できた、という状態になります。

これから、このブログでパソコンテクニックについてシリーズ的に書いていきたいと思います。

本日は、その頭出し、ということで。

参考書籍

脱マウス最速仕事術 年間120時間の時短を実現した50のテクニック

脱マウス最速仕事術 年間120時間の時短を実現した50のテクニック

  • 作者:森 新
  • 発売日: 2020/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

パソコン[最強]時短仕事術 超速で仕事するテクニック

パソコン[最強]時短仕事術 超速で仕事するテクニック

  • 作者:守屋 恵一
  • 発売日: 2020/03/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ショートカットキー 時短ワザ大全

ショートカットキー 時短ワザ大全

  • 作者:辻村 司
  • 発売日: 2019/09/19
  • メディア: 単行本

天気がいい日には早帰りしてもいいと思う

天気のいい日はよくありますが、年に何回かは、本当に気持ちが良くなるほどのいい天気の日があります。

私はそんな日は、昼で仕事を切り上げて午後を満喫してもいいのではないか、と思っています。

最近は、コロナで自宅勤務が増えたりしていて、働き方の自由度が前よりもあがったひともいると思いますが、 その中でも、さらに自由度を上げて仕事をしてもいいのではないかなぁ、と思っています。

これまでは、毎年、夏から秋のシーズンで、大きな台風が来ると、交通機関が不安定になったりすることで、就業時間を早めに切り上げて、家に帰りましょう、というアナウンスが会社から出たりしてたと思います。そのときは、半強制的に帰宅させられることが多いですが、仕事に決定的な影響が出るか、といえば、そのようなことはほとんどありません。期日が、とか、今日中にやらなければいけないことが、とかいうことがない限りは一日くらい早帰りしても大した影響はありません。

ということは、天気のいい日に早帰りしたところでたいして問題ないのではないでしょうか。

と、いうのが私の持論です。

実際に、めちゃくちゃ天気のいいそのような日に私はメンバーに、

「特に今日中にやらないといけないことがないんだったら、早めに帰って楽しんだら?」

と言っています。

実際には踏ん切りつかない人が多いですが。

でも、それくらいの気持ちのゆとりを持って仕事ができるといいなぁ、と思っています。

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参考書籍

わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

  • 作者:朱野帰子
  • 発売日: 2019/02/15
  • メディア: Kindle版

仕事がデキる人たちがやっていること vol.18

私がこれまで見てきた「仕事がデキる人たち」。

ふと、

  • その人たちがどのような仕事振りをしていたか
  • どのような考え方をしていたのか
  • どのような振る舞いをしていたのか

ということをまとめて見ようと思いました。

仕事がデキる人たちがやっていることシリーズ的に少しづつ書いていってみようと思います。 少しづつ書いていきますが、こちらのカテゴリでまとめておきますので、他の記事もよろしければご覧ください。

vekitomo-0.hatenablog.jp

何人もの仕事のデキる人たちを思い出しながらネタ出しをしていますが、 必ずしもその人たちの全員がやっているこではありません。人によってはやっていたり、やっていなかったりするものもあります。

ですが、ネタだしをしたものは、その人たちを思い出したときに強くイメージとして際立っていたものばかりです。

みなさんの参考になるものが少しでもあれば、と思います。

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1.想定外は自分のスキル不足だと思っている

「想定外でした」

という言葉をよく聞きます。 これは、想定外の事態が起こったので、仕事がうまく行かなかったのはその「想定外」のせいだ、という使い方が多いと思います。

デキる人は、「想定外」も「想定内」と思っています。すべての可能性を想定することは不可能です。

そして、想定できないことが起こりうる、と想定しています。

想定外が起きて、太刀打ちできないのは自分のスキル不足である、と思っています。

「想定外」という言葉を使うのは便利なので、それに流されがちですが、気をつけたいと思います。

2.飲み会のコーディネートもひと味違う

普通の居酒屋で、普通に飲んで、解散しているようでは普通です。

デキる人たちは、飲み会のコーディネートも一味ちがうひとが多かったです。

ちょっとした飲み会でも、ちょっとしたイベントを挟んだり。

大きな節目などの飲み会では、びっくりするくらいのコーディネートをしてきます。

たかが飲み会、されど飲み会、だと思います。

3.ゴマすりはしない

私は、外資系企業から日系企業にうつって、

「そんたく」

という言葉を初めて聞きました。「忖度」です。

本当に意味がわからず会議で聞いた瞬間にググりました。

人の気持ちを察すること。特に明示されてはいないが、胸中を推し量って適切に取り計らうこと。

とのことですが、ビジネスでの使い方としては、

「上の人達の気持ちを察してそれに合わせること」

です。いわゆる、ゴマすりです。

私が見てきたすごい人達はそれとは無縁な人ばかりでした。それがなくとも、仕事で結果を出してキャリアアップを進んでしました。

4.一発で仕留める

資料作成など、何度もやり直していては時間ばかりかかります。

ひとつひとつの仕事を一発で仕留めていくと、自ずと仕事のスピードがあがります。

5.自分に対してが一番厳しい

「おれ、自分には甘いんだよなぁ」

と、いうセリフをデキる人たちから何度も聞いてきました。

「いや、でも、ストイックすぎますよ」

と返すくらい、そのような人たちはストイックでした。

やはり、そうでないと「デキる」人にはなれないのかなぁ。

コロナ禍の中で、少しでも楽しめる方法を! ~無煙BBQコンロを買いました

新型コロナの影響で在宅勤務をしている人は多いと思います。また、子供も学校や塾がなく、ずっと家にいることでしょう。ちょっとしたお散歩で体を動かしたとしても、ストレスが溜まってきますね。

季節も春で暖かくなってきましたし、天気が良い日はどこかに行きたくなりますね。そして、GWも近づいてきました。

いつもならできることができない、我慢をしないといけない状況で少しでも、楽しめることを!ということで煙の出ないBBQコンロを買いました。

ロータスグリルです。

炭に肉の油が落ちないような構造になっているので、BBQ特有の匂いが出ない、というウリ文句のものです。

煙が出ないという構造上のポイントはこちらです。

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どこかに出かけたりすることができないので、せめて庭でちょっとしたBBQをしたいなぁ、と。煙がたくさん出ると、近所に迷惑になってしまうので、無煙BBQコンロで煙が出ない、というのがポイントでした。

数年前から気にはなっていたものの、このコロナ禍で買いました。

早速使ってみました。

炭に火を付けるときには、若干、炭が焼ける匂いはしました。そして、ウィンナーや肉を焼いているときにも匂いはしました。

ですが、その匂いは、普通に肉をフライパンで焼いたときに出る匂いと同じです。食べ物が焼けるときに出る匂いで、いわゆるBBQ特有の匂いはしませんでした。煙に関しては、まったく出ませんでした。(ただ、炭に火をつけるときは炭から煙は出ました。)

ネットでの評判を見ていて、半信半疑ではありましたが、「無煙」でした。

ただ、「無臭」ではありませんよ。肉が焼ける匂いは普通に出ました。当たり前ですが。

キャンプ場とかにも行かなくても、ちょっとした自宅のスペースでお手軽にBBQができるので、買ってよかったです。

一点、火力についてはめっちゃ強いというわけではないので、コンロについているファンをずっと回していないと火が弱い印象がありますし、炭を途中で補充しないと弱くなってしまうので、そこの炭火コントロールがポイントかと思いました。

いくつかこのコンロの紹介サイトのリンクを参考に貼っておきます。

www.muen-bbq.jp

www.nicecamper.net

ameblo.jp

ひとりひとりがプロフェッショナルとしてフラットにいこう

私は、「上司」と「部下」という言葉が好きではありません。理由は、その言葉に上と下という言葉が入っているからです。

多くの会社では、組織はピラミッド型の階層構造にはなっているので、構造上、「上」「下」という構図ができてしまいます。ですが、ひとりひとりは自分の担当領域についてプロフェッショナルであり、仕事をする上ではそれぞれのプロフェッショナルとしてフラットに議論ができるような環境がベストだと思っています。

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アクセンチュアでは、「Think Straight, Talk Straight」という言葉があるくらい、立場に関係なく自分の考えたことを、臆することなくしっかり伝えることが求められる社風であると言われています。

一方で企業によっては、「忖度(そんたく)」という言葉が出てくることがあります。

忖度の意味は次のようです。

忖度とは、「他人の内心を推し量り(察して)よしなに(いい感じに)取り計らうこと」といった意味合いの表現である。特に明示されていない、相手の内心に秘められている部分を、適切に汲み取って、うまい具合に対処する、ということ。言外の要望を察するということ。

「他人の内心を推し量り(察して)よしなに(いい感じに)取り計らうこと」とあり、決してネガティブな意味に限らないですが、2017年に森友学園問題で流行語大賞の候補に上がったことで、ビジネスの現場ではネガティブに使われることがほとんどではないでしょうか。

つまり、

  • 偉い人に受け入れられやすい提案をする
  • 上下関係の立場を(変に)考慮して、本音の意見を言わない

などといったことだと思います。

ですが、本来は、ひとそれぞれ自分の担当する仕事に対してはプロフェッショナルであり、 その立場において、上下関係なくフラットに意見を言える環境がベストだと思います。

ただし、最低限の礼節は保つことが前提ですが。

そういった環境を目指したいな、と思っています。

参考図書

プロフェッショナルマネジャー

プロフェッショナルマネジャー

ザ・プロフェッショナル

ザ・プロフェッショナル

仕事がデキる人たちがやっていること vol.17

私がこれまで見てきた「仕事がデキる人たち」。

ふと、

  • その人たちがどのような仕事振りをしていたか
  • どのような考え方をしていたのか
  • どのような振る舞いをしていたのか

ということをまとめて見ようと思いました。

仕事がデキる人たちがやっていることシリーズ的に少しづつ書いていってみようと思います。 少しづつ書いていきますが、こちらのカテゴリでまとめておきますので、他の記事もよろしければご覧ください。

vekitomo-0.hatenablog.jp

何人もの仕事のデキる人たちを思い出しながらネタ出しをしていますが、 必ずしもその人たちの全員がやっているこではありません。人によってはやっていたり、やっていなかったりするものもあります。

ですが、ネタだしをしたものは、その人たちを思い出したときに強くイメージとして際立っていたものばかりです。

みなさんの参考になるものが少しでもあれば、と思います。

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1.ガムシャラに頑張らない

「頑張ります!!!」という言葉を聞くことがよくありますが、デキる人たちはそれを聞いても何も感じません。

頑張るのは当たり前であり、一方で、無闇矢鱈に頑張っても意味がないと思っているからです。

頑張る!ということを前面に出している人で成功している人はあまりいないでしょう。

2.できない理由はほとんど言わない

ビジネスは必ずしもうまくはいかないでしょう。結果的にできないこともありますし、無理難題を目の前にすることも多くあると思います。

そんなとき、

たくさんの理由をつけて、デキない理由を言う人が8割です。

デキる人は、デキない理由をいう暇があれば、どうやったらできるかを考えています。

そこが差のつくところなのだろうな、と思います。

3.自分なりの意見を言う

これは、デキる人の若いころのパターンです。

自分がどんな仕事をしていても、自分の任されたことについては、誰に対しても自分なりの意見をいう人がほとんどです。

責任感を持つ、プロフェッショナルとしての行動だと思います。

4.失敗を必ず振り返る

人生日々勉強。

大なり小なり、いろいろと失敗をします。

それをいかに振り返られるか、そのスパンと頻度が成長の差を生み出します。

5.常にゴールからの逆算で考える

仕事は期限を決めて、ゴールから逆算して進めていくことが鉄則だと思います。

時間に限りがあります。その限られた時間の中でいかに成果をあげるか。

ゴールから逆算して仕事を段取りをすることが差のつくポイントだと思います。

参考図書

仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる! (アスカビジネス)

仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる! (アスカビジネス)

  • 作者:飯田 剛弘
  • 発売日: 2018/12/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

  • 作者:樺沢紫苑
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

リモートワークでの必須アイテム ~Bluetoothのヘッドセット

このCOVID-19影響で、出社を控え、家でのリモートワークをしている人が多いと思います。 私もほんとしばらく自宅で仕事をしています。

そんな中で一番重宝しているアイテムがJabraのBluetoothヘッドセットです。

JABRA Boost Black ワイヤレスBluetooth ヘッドセット 片耳

JABRA Boost Black ワイヤレスBluetooth ヘッドセット 片耳

  • 発売日: 2015/03/06
  • メディア: エレクトロニクス

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Web会議、アプリでの電話会議みたいなものをしている人が多いと思いますが、 このときにPCやスマホでの音源だともちろん厳しいです。 そしてヘッドセットを使っている人も多いと思いますが、私の周りではUSBタイプのヘッドセットを使っている人が結構います。

USBタイプですと、優先でPCにつながっていることが大前提となるので、PCの前を離れづらく、ケーブルが長かったとしても動きに制約がでます。

これに対して、Bluetoothタイプだと有線でないので、数m圏内であれば自由に動き回れます。

自宅の部屋で座りっぱなしで会議をしているとつかれるので、すこし部屋の中を歩きながら会議に参加することもできますし、コーヒーを入れながら会議の話を聞くこともできます。

私はBluetoothタイプにして、かなり心身ともに楽になりました。オススメです。

スマホアプリでもBluetooth接続できるので、意外と移動中の会議参加もでき、そういった便利さもあります。

今は、集まっての会議はできませんが、数人が集まってWeb会議をするときとかは、こちら↓のスピーカータイプもオススメです。音声がいいです。チームや組織にいくつか常備していると便利です。

参考書籍

リモートチームでうまくいく

リモートチームでうまくいく

  • 作者:倉貫義人
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: Kindle版

仕事がデキる人たちがやっていること vol.16

私がこれまで見てきた「仕事がデキる人たち」。

ふと、

  • その人たちがどのような仕事振りをしていたか
  • どのような考え方をしていたのか
  • どのような振る舞いをしていたのか

ということをまとめて見ようと思いました。

仕事がデキる人たちがやっていることシリーズ的に少しづつ書いていってみようと思います。 少しづつ書いていきますが、こちらのカテゴリでまとめておきますので、他の記事もよろしければご覧ください。

vekitomo-0.hatenablog.jp

何人もの仕事のデキる人たちを思い出しながらネタ出しをしていますが、 必ずしもその人たちの全員がやっているこではありません。人によってはやっていたり、やっていなかったりするものもあります。

ですが、ネタだしをしたものは、その人たちを思い出したときに強くイメージとして際立っていたものばかりです。

みなさんの参考になるものが少しでもあれば、と思います。

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1.ロジカルシンキングができている

ロジカルに考えられることは、仕事ができる人の絶対条件だと思っています。

話がわかりくい、重箱の角ばかりをつつく、このような人は論理的に考える力が弱く、昇進していくことは難しいと思います。

まずは、ロジカル・シンキングのスキルを身につけること、これが大切だと思います。

2.前提、制約を疑う

デキる人たちの口癖の一つに、

「デキない理由を考える時間があれば、どうやったらデキるかを考えろ」

というのがあります。

それを考え詰めると、前提や制約を取っ払って考えないといけなくなります。

3.自分の資料を自分でレビューできる

仕事がデキない人の資料は、レビューにとても時間がかかってしまいます。一方で、デキる人はレビューはあっという間に終わってしまいます。

それはなぜか、自分で資料を作りながら自分でレビューをしているからです。

そのためには、

  • 資料は誰のために何のために作るのかを知っている
  • その上で、客観的に自分の資料を見ることができる

からだと思います。 自分自身で厳しくレビューできていれば、他の人のレビューもあっというまに終わってしまいます。

4.色々な立場で考えられる

物事を一面的に捉えていては、簡単なロジックしかくめず、簡単な答えしかだせません。

ビジネスは、いろいろな立場の人たちが絡み合うものです。

その、いろいろな立場の人たちになったつもりで考えられることができるか。これがポイントです。

5.自分の仕事のやり方に理由を持っている

仕事のやり方の王道はありますが、最後は自分自身のスタイルの仕事のやり方になります。

ただし、そのスタイルに対して、きちんと理由を持っているかどうか、がポイントだと思います。

なんとなく、そのやり方がやりやすくて楽だから、ではなく、それに対しての理由を持っているのです。

 

参考図書

ロジカル・シンキング (Best solution)

ロジカル・シンキング (Best solution)