神の[Alt]キーをマスターせよ
[Alt]キーは神技
前回はCtrlキーを使ったショートカットを紹介しました。ベーシックなものばかりですし、英単語との関連性があるものも多いので、覚えるのも苦労なくすぐに使えるようになると思います。ですが、ショートカットキーというものは本当に本当にたくさん存在しています。普段は使わないようなマニアックなショートカットキーも山ほどありますし、ショートカットキーを全紹介して本もあるほどです。ですが、それらの全部を覚えることはできません。むしろ、覚える必要もありません。
Altキーを使えば、ショートカットを覚えていない機能についてもキーボードだけで操作をすることができます。AltはAlternate(代替の、代わりの)という単語の略で、オルトキーと呼びます。
さて、早速ですがどのように重宝するのでしょうか。
例えば、ExcelでAltキーを押してみましょう。すると、図のようにメニューの下に数字とアルファベットが出てきます。ここに表示されたアルファベットキーを押すと、そのメニューが実行されます。
例えば、上の図で[データ]メニューの下に[A]と表示されているので、ここで[A]をキーボードで押すと次の図のようにその下のデータメニューのリボンが出てきます。そして、その下の機能についても、それぞれアルファベットが振られています。そして、フィルター機能を使いたいときは、ここで[T]を押すとフィルター機能が動くようになります。
つまり、Alt → A → T とキーボードを押すことでフィルター機能を使うことができます。
では、このフィルター機能にショートカットは割り当てられているのか。はい、割り当てられています。Shift+Ctrl+Lを押すと、フィルター機能が実行されます。ですが、このショートカットを覚えておくのは難しいと思います。そんなにいつも使う機能ではないですが、時々、何回も使うことが多い機能だと思います。
そのようなときは、Altキーの神業を使ってキーボードだけで操作ができれば作業のスピードが上がっていきます。このテクニックはすべてのアプリケーションで使えるとは限りませんが、非常に多くのアプリケーションで使うことができます。
どのようなシーンで使うことが多いかといいますと、普段はあまり使わない機能でショートカットも覚えきれないけど、とあるときに、集中して繰り返し同じ機能を使うときです。そのときは、Altでキー割り当てを確認して、あとはひたすらキーボードで操作していきます。 その他のパターンは、ショートカットが割り当てられていない機能を使うときです。すべての機能にショートカットキーがあるわけではないので、そのような機能を何回も使うときにはこのAltテクニックが役に立ちます。