「決めないリーダー」がチームを壊す──即断即決がもたらす圧倒的な成果

■ リーダーの仕事は「決める」こと

リーダーの最大の仕事は何か?

それは、「決めること」です。

どんなに優れたメンバーがそろっていても、リーダーが何も決めなければ、チームは一歩も前に進みません。


■ 決められないリーダーがチームを迷走させる

「○○さん、全然決めてくれないよね」
そんな声、あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

あるいは、自分自身が“決めないリーダーの下で苦労した経験”があるかもしれません。

残念ながら、世の中には「決めないリーダー」が少なくありません。
では、なぜ彼らは決断できないのでしょうか?


■ 「決められないリーダー」が抱える3つの問題

私の経験上、決断できないリーダーには次の3つの共通点があります。

1. 情報が揃わないと動けない

「もう少し情報が揃ってから判断したい」
その気持ちは理解できますが、すべての情報が揃うタイミングなど来ません。

判断の遅れは、チーム全体の停滞を生みます。


2. 責任を取ることを恐れている

決断には責任が伴います。
だからこそ、「失敗したらどうしよう」と怖くなるのは当然です。

しかし、リーダーはその“怖さを引き受ける覚悟”を持つべき立場です。


3. 「自分が決めないとチームが止まる」と理解していない

意外と多いのがこのパターンです。
「誰かが動いてくれるだろう」と思っているうちは、リーダーとしての役割を果たしているとは言えません。


■ 決断のタイミングは「早ければ早いほど良い」

リーダーは、可能な限り早く決断するべきです。
なぜなら、早い決断ほど、チームの行動スピードが上がるからです。

ここで、私が大切にしている言葉を紹介します。

「時期尚早という人間は、100年経っても時期尚早という。
前例がないという人間は、200年経っても前例がないという」

― 川淵三郎(Jリーグ初代チェアマン)

この言葉は、私が高校生の頃に出会い、リーダーとしての考え方に大きな影響を与えてくれました。


■ リーダーの即断即決がもたらすメリット

リーダーが早く決断することで得られるメリットは非常に大きいです。

  • ✅ チームの意思統一が早くできる
  • ✅ メンバーが迷わず動ける
  • ✅ 早期にフィードバックを得られ、軌道修正もしやすい
  • ✅ チャンスを逃さず、競争優位を築ける

逆に言えば、「決断しない」ことはチームにとっての損失です。


■ まとめ:リーダーは「決める」ことでリーダーになる

  • リーダーが決めなければ、チームは動けない
  • 「情報不足」「責任逃れ」「当事者意識の欠如」が“決められない”原因
  • 決断は早いほど、チーム全体の成果を大きくする
  • リーダーの即断即決が、チームを一歩先へと導く

💡 最後にひとこと

決めることで、チームは動き出す。

迷っている時間こそが最大のリスクです。
あなたがリーダーの立場にあるなら、「決断する覚悟」を持ちましょう。

それが、チームを勝たせる第一歩です。