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リーダーは計画に戦略を込めるべし

システム開発の世界では、開発規模を見積り、見積りの結果を受けて計画を立てていきます。

開発規模を『人月』という単位で表します。100人月の仕事であれば、1人が100ヶ月掛けると100人月。 10人で10ヶ月でも100人月です。

そして、現場でよく目にする計画は、その計算通りの計画をたてることです。 100人月の見積りに対して、10人☓10ヶ月という計画です。

私は、このような計画を算数上の計画と呼んでいます。 算数上、と言っているのは、普通に加減乗除のレベルでの計算であるからで、ある意味、揶揄してい使っています。

10人月だから10人☓10ヶ月という計画をたてるのは算数の世界です。 算数レベルの計画は、ある意味「何も考えていない」ということを意味しています。

リーダーは、計画に対して戦略を込めないといけません。

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どうすれば効率的に、短期間で、品質を確保しながらプロジェクトを進められるか。

考えることはたくさんあります。

作業の段取り次第でスピードが変わりますし、体制の組み方でも変わってきます。 この戦略こそ、リーダーの知力と意思を込めるところです。

私はよく、配下のリーダーが持ってきた計画に対して、
『魂はこもっているのか?』
と聞いています。

算数の世界でない計画。自分の知力と意思と魂を込めた計画をつくる意識を持つといいでしょう。

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難しい仕事でも、基本の延長である

システム開発をしている私の業種でいうと、超トラブルプロジェクトというのは、いわゆる難しい仕事です。 他にも難しい仕事はたくさんあると思います。

ちょっと勘違いされやすいのは、難しい仕事は何か特別なことをしているのでは、ということ。

ですが、まったくそんなことはありません。 あくまでも、基本に忠実に、基本の応用を実践しているのです。

ただ、その基本の応用は簡単なものではありません。

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車の免許を取って一般道を運転できるからと言って、F1を運転できるわけではありません。 船舶免許を取って穏やかな海をクルージングできるからといって、大きな船で荒海を乗り切れるわけではありません。

私のプロフェッションはプロジェクト・マネジメントで、その基本はPMBOKというものがあります。ですが、それを知っているからと言って、炎上しているプロジェクトの火を消せるわけではありません。

ですが、F1ドライバーにしても、車の運転の基礎・基本があり、それらを高い技術まで成長させてF1を運転しているのです。もちろん、普通車には必要のないスキルやテクニックも使っています。

サッカーにしても、超一流選手も基礎があって、それらを高いレベルで実践しています。選手それぞれにスタイルや個性がありますが、それは基礎ができている上でのこと。

今、自分がそれほど難しい仕事をしていなくても、その難しい仕事ができるようになる準備をしておいた方がいいと思います。

そういった仕事は突然降って来ます。そのときに準備不足が理由でできないとしたら、チャンスを逃すことになります。

私はプロジェクトマネジメントが専門職ですが、その知識以外にもロジカルシンキングや心理学、統計・分析学、組織論、戦略論、ネゴシエーション、歴史学、ドキュメンテーションなどといった学びをしてきました。

いざというときに自分が使える武器は多ければ多いほどいいと思います。そのためには、普段からの準備が必要です。

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仕事でチャレンジをするかしないか? どちら?

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私はシステム開発という世界で、ほとんどのキャリを上のような船に乗ってきました。

よく、「大変だね」とか「かわいそうに」という声をかけられます。

みなさんは下のように、ふたつのオファーがきたらどちらの船に乗りますか?

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私の経験上、左の優雅なヨットに乗る人のほうが多いです。

実際に、右の船に乗っている立場で人を探しても、なかなか集まりません。

ですが、本当に左の船のほうがいいのでしょうか?

もし、向上心があるのであれば、私は右の船を強くおすすめします。

なぜならば、優雅なヨットでは経験できないことがたくさんあるからです。 本当にたくさんあります。これは、私の実体験を持って言えます。

成長を目指すならば、波風立たない海を航海するよりも、波風立っている嵐の中を航海する方が断然にいいです。

チャレンジしないことには始まりません。失敗を恐れていては次のステージに進めません。

激しい嵐の中に突っ込まないまでも、今の自分にとってチャレンジである、という環境が目の前にきたら、それをつかむべし、と私は思います。

ワークスタイルは人それぞれ。ですが、ステップアップを目指しているならば、チャレンジすべきだと思います。