パワポ資料では、オブジェクト自体の情報を減らしたほうがいい
最近、資料作成についてデザイナーに弟子入りして鍛錬中です。突き詰めようとするほど新しい発見があり、とても面白いです。
今回は、パワーポイントのオブジェクトが持つ「情報」について「なるほど~」を発見しました。
プレゼン資料を作るとき、
- チャートには情報を詰め込みすぎないほうがいい
- 文字が少ないほうがいい
ということが基本です。
それは、パワーポイントのオブジェクトについても同じことが言えます。
オブジェクトが持つ情報とは何でしょうか。
それは、
- 線
- 先の太さ
- 色
- 色の濃さ
などです。
まず、こちらは私が最初に作った資料の図です。いま、資料作成のTipsをまとめたパッケージを作っているのですが、そのガイドが対象とする資料を示した図です。
これでも文字を少なく、2つの軸を使って意味を持たせ、できるだけシンプルにメッセージが伝わるようにしたつもりでした。
これがデザイナーの赤ペン先生を受けると、次のような図へと変貌を遂げました。
見た瞬間に「すげ~」って思っちゃいました。
丸のオブジェクトの数を減らし、色を薄くする。これだけでメッセージに直接関わらない情報が減っています。 こうすることで、目に対する負荷、脳に対する負荷が減り、メインメッセージへの距離感が縮まります。
また、私の図では、文字とアイコンが別々にありましたが、それを一つのオブジェクトの中にまとめています。 まとめていることで、同じかたまりの情報であることがすぐに理解でき、また、目線の移動距離も格段に短くなっています。
その他、軸のところも違いが見て取れます。
ちょっとした工夫、ちょっとした違いですが、並べて見るとその違いがよく分かると思います。 オブジェクトの使い方を工夫するだけで、資料上の情報量を減らすことができ、よりシンプルに、よりメッセージの伝わる資料へとなります。
デザイナー脳をちょっとでも習得すべく、鍛錬中です。
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