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電車の吊り広告はスキル向上のいいトレーニング

ロジカル・シンキング 仕事術

今、プロジェクトの若手に3ヶ月のプログラムでスキル育成をしています。 ロジカル・シンキングからはいり、ファシリテーション、ドキュメンテーションなど、そしてリーダーシップなどを教えていきます。

その中で毎回宿題を出していて、そのネタで吊り広告を使います。

最初は、「電車の中でそんなこと考えてるんですかぁ?」みたいなリアクションでしたが、数回やってみるとだいぶ板についてきた感じです。

電車の吊り広告は、いろんなトレーニングに使えます。ぜひやってみるといいと思います。

今回は、ひとつの広告を例にして、トレーニングサンプルをお伝えします。

まずは題材 : スーパードライ

年末に見かけたスーパードライの限定ものの広告です。そのときのそのものの広告が見つからなかったので、近いしいものをみつけました。
こちらです↓。

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全体的な色合いといい、限定醸造、プレミアムというキワードといい、ビール好きの私にはすぐに目に飛び込んできた広告です。

論理的思考のトレーニング

まずは、論理的思考向上のトレーニングです。

広告からの情報量は限られているので、ある程度の仮定をおいて思考します。仮定・答えがあっているか、ではなく、どのように考えるかが重要です。

なぜお歳暮限定なのか?

通常販売にしない理由は何だろうか?パイロット位置づけ?

ギフト限定で元は取れるのか?ビールの単価は??広告費は??何本売れば黒字になる??

といったことを考えてみます。
そして、元が取れるかどうかについて、簡単に暗算レベルで試算してみます。

  • ビールの原価を70円/本、売値を220円と仮定
  • 吊り広告などのコストを3000万円と仮定

そうすると、3000万円÷150円(利益)=20万本となり、20万本を売ったところで収支がトントンとなります。

1ケース12本とすると約17,000ケースで全国で売ることを考えると、1県あたり360ケース売ればよい計算になります。これくらいなら売れそうという感覚が持てます。

そして、収支トントンではなく、さらに利益をあげるためには、どうすればいいのかを考えてみます。

覚えたフレームワークを使ってみる

本などで読んだフレームワークを使ってみます。
本で紹介されるフレームワークは、普段の仕事では使う機会がないものも多いです。そんなフレームワークでも、吊り広告を題材に使ってみるのです。

例えば、マーケティング関係の3C、SWOT分析、AIDMAといったフレームワークがあります。それらのフレームワークに吊り広告の内容を当て込んでいくのです。

3Cであれば、Company、Customer、Competitorがあり、この広告の競合他社を洗い出して、その競合他社との強み弱みをSWOT分析してみるのです。

ただ単に本を読んでフレームワークを勉強するだけでなく、実際にお試しでも使ってみることで理解度があがります。

ドキュメンテーションのトレーニング

この広告は、

  • 何のためのDocumentなのか
  • ターゲットは誰に設定しているのか
  • 何を伝えたいものなのか

とか

  • なぜこのような配置なのか
  • なぜこのような色使いなのか
  • なぜこのフォントを使っているのか

など、を考えてみます。

そうするとその広告の良し悪しが見えてきて、その次に

「じゃあ、自分ならどうするか?」

と考えるのです。

そうすることで、自分のドキュメンテーション・スキルをイメージトレーニングであげておくことができます。

まずは吊り広告で何か考えてみましょう

このような感じで、いろんなことをテーマに吊り広告でトレーニングすることができます。

まず、何か目についた広告でやってみるといいです。おすすめします。