過度なエスカレーションは自分を下げてしまう
エスカレーションとは、組織上『下位にいるものが上位者に対して対応を依頼する』ことです。
ビジネスの場では、何か対処できない問題が発生したら『早くエスカレーションをしろ』とか、 エスカレーションをせずに問題が発生したら、『なんでエスカレーションをしなかったのか』と言われることが多くあります。
エスカレーションはチームとして、組織として仕事をすすめる上ではとても大切な行動です。
特に若いうちや、自分にスキルが足りていない状況のときは、自分でやりきろうとして失敗しないようにエスカレーションをすべきです。
ただ、エスカレーションをしすぎると自分を『下げて』しまいます。
エスカレーションの種類には3つあります。
自分に対処できない仕事についてヘルプを求める
上位者から上のレイヤーでの調整を求める
隣の組織/チームとの調整を求める
すなわち、『いずれも自分の手に負えないものを上位マネジメントにお願いをする』ということになります。 すなわち、『自分の能力の限界を表明している』ということになります。
なので、あまりにもエスカレーションが多いと自分が仕事をできないということを宣言していることになります。
もちろん、上位や横並びの組織との調整は最終的に上位マネジメントの仕事ですが、事前調整・事前ネゴまでを済ませておいて、最後の調整だけ上司にお願いする、というところまでできていればより良い対処となります。
会社・組織によってはあまり越権行為をすると、逆にマイナスになってしまうと思いますが、自分が属している組織風土に応じて活躍範囲を最大限にしていくといいと思います。