リーダーはマクロ・マネジメントとマイクロ・マネジメントのどちらも使おう

大きなレベルでチームをリード・管理することを『マクロ・マネジメント』、細かいレベルまで突っ込んでリード・管理することを『マイクロ・マネジメント』と呼びます。

リーダーは、どちらのパターンも使わないといけません。

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まず基本はマクロ・マネジメント

基本はマクロ・マネジメントです。
チームに大きな方針を示す、大きな観点で指示を出す。報告もポイントポイントで受ける。
判断も下位のリーダーやメンバーに委ねて、権限委譲も行う。

下位のリーダーやメンバーからすると、上位者が普段から細かいことに口と手を出してくるとストレスがたまってきます。

また、マクロ・マネジメントでチームをコントロールしていると、必然的に時期リーダーも育ってきます。

私の場合ですと、200人くらいのチームですが、私の直下に6チームくらいあり、基本的に、普段はその6チームのリーダーに対して指示・トラッキングを行います。

トラブル時などはマイクロ・マネジメント

チームは常に健全な波風立たない状況ではありません。
うまくいっていると思っているときでも、いきなりピンチが訪れるときもあります。徐々に悪化することもあります。

そういったときにマクロ・マネジメントだけでチームマネジメントをしていると、一向に立ち直ることはありません。さらに悪化をしてしまいます。

なぜならば、下位のリーダーやメンバーにはその状況を改善するだけの能力がまだないからです。その能力をもっているならば、そのような状況にはなりません。

そこで、上位のリーダーの出番なのです。細かいレベルまで突っ込んで状況把握をし、指示をし、トラッキングを行います。 マイクロマネジメントのレベルになると、200人のメンバーレベルでの進捗確認や、課題解決、アクションの指示まで行います。
このレベルでやらないと、早急に事態を改善することができないからです。

マクロとマイクロを使い分ける

ということで、状況に合わせたマネジメントレベルにすることが必要です。 どちらかだけに傾倒しすぎてしまうと、そっちむきに転んでしまいます。

参考図書

マネジメントを学ぶための歴史的名著です。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則