ブラインドタッチはマスターしよう
さて、これまでマウスを使わずにキーボードで操作をするショートカットのテクニックを紹介してきました。
ここでは、その前に、ということでブラインドタッチの話をしたいと思います。
ブラインドタッチとは、キーボードを見ずに打ち込むことです。右手、左手の指を5本ずつすべて使いながら、キーボードを見ずに文字を打っていきます。
これがマスターできていないと、キーボードを見ながら打つことになり、また、左右10本のすべての指を使わずに打つことになり、キーボードを打つというスピードはかなり遅くなります。
100個のショートカットを覚えて使えても、ブラインドタッチができなければトータルで見れば速くはなりません。何よりも文字を打ち込む、という作業が一番多いからです。文字入力が遅くて、コピーアンドペーストをショートカットで行っても意味はありません。
つまり、パソコン作業を最小限にする、という意味ではブラインドタッチは必須スキルです。いくら他のテクニックを使って時間短縮しても、キーボードを叩くスピードが遅ければ何の意味もありません。
私は大学4年のときにブラインドタッチを習得しました。当時、研究室で研究をしつつ、1ヶ月ほど毎日のようにブラインドタッチの練習をしていました。練習というよりも、ブラインドタッチゲームで遊びながら身につけて感じでした。そのときは北斗の拳のブラインドタッチゲームがあったので、それを日々やっていました。
画面に出てくる言葉・文章をひたすら打ち込んでいく、というゲームで、最初はザコキャラが相手ですが、次第に強くなっていき、出てくる言葉・文章も難しくなる、というゲームでした。
最初は、
「あー たたたたたたたたたたたたぁ」
のようなとても簡単な文字から打ち込みから始まりましたが、次第に相手も強くなり、文章も長く難しくなり、最後の敵はラオウでした。流石になかなかの強敵で倒すまでには何度もチャレンジしましたが、ひと夏が終わる頃には倒すことができ、そのときにブラインドタッチをものにすることができました。
ブラインドタッチができない人には、習得するのが大変だと思われるかもしれませんが、ゲームソフトを使うと楽しみながら習得することができます。楽しいものを選べば意外とはまり、気づいたら習得していることでしょう。それほど時間はかかりません。一ヶ月もあれば十分に習得できると思います。最近では、フリーのソフトも充実してきていますのでお金をかけずにもできますし、有料ソフトは面白そうだな、と思えるのがたくさん出ています。
ぜひゲーム感覚で習得してみては、と思います。ブラインドタッチ後の世界のスピード感はそれ以前とは比べものにならないくらい速くなることでしょう。
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