人に仕事を依頼するときはアウトプットレベルと期限を明確にする

人に仕事をお願いすることはたくさんあると思います。
そのときは、次の2点に注意しましょう。

  • ① アウトプットのレベル(点数)を明確にする
  • ② 期限を明確にする

お互いにムダなく仕事をするために大切なポイントです。

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アウトプットのレベル(点数)を明確にする

何かの調査と報告のお願いをするとします。
そのアウトプットのレベルを明確にしておきましょう。

  • ざっとググるくらいでいい調査で、メモレベルでいい報告
  • 出典に信憑性があり、その出典元までもきちんと抑えて、きっちり資料としてまとめる報告

このふたつ、依頼された側に必要な仕事量は全然違いますよね?

前者でいいのに、後者の仕事量を割り当ててしまってはそれはムダになります。

ムダのない仕事をさせてあげましょう。

期限を明確にする

やっぱり人間の心情として、人に対して期限は切りにくいものです。
私は今や期限を切ることに慣れはしました。ですが、若い頃はやっぱり、仕事をお願いしておきながら期限を切ることができないこともありました。
「できるタイミングでやってくれればいいですよ」と。

今は大きなチームを率いる立場となったので、期限を切らない仕事がチームのスピードを遅らせてしまうことを実感しています。
極端な話、300人のメンバーが自分の仕事を自分のペースでやっていては、全然、チームの仕事が進まないと思います。

ちゃんと期限をきって、それも適正な期限をきることでチームの成果が出るのだと思っています。

今では、チームの大小に関わらず仕事に期限を切ることがとても大切なことだと思っています。

リーダーはチームメンバーのポジションを決める

5人のチームでも、30人のチームでも、100人のチームでもそれぞれのメンバーのポジションを決めるようにしましょう。

ポジションとは???

野球だと、4番サードもいれば8番ライトもいます。ピッチャーもいればキャッチャーもいる。 もちろん、それぞれのメンバーの打撃と守備の技術を見てポジションを決めていますが、9人のポジションを決めなければ試合は成立しません。

そして、レギュラーでなく補欠のメンバーもいます。
さらにいうと、選手のマッサージをする人、道具をケアする人、グラウンドを整備する人もいます。

その全員がいてこそ試合、シーズンが成り立ちます。
もちろん、メンバー個々は、自分が先発で出るために精進しなければいけません。

ですが、リーダーは、先発・補欠、ポジション・打順を決める立場にあるのです。
それは、メンバーの技術やメンタリティなど、総合的に見て判断をするのです。

スポーツと同じように仕事のチームにも、いろいろなメンバーがいます。 それを適材適所に使って、チームとしての総合力を高めるのがリーダーの仕事だと思っています。

と、思っていますが、 自分自身もまだまだ、より精進していかないといけない部分だと思っています。

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自分の上位者の判断をシミュレーションして準備しておこう

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自分の上位者と会議で同席することがあると思います。

社内の会議やお客さんとの会議、いろいろとあります。

その同席したときに、自分の上位者が相手に問われたことに対して、自分も頭の中で答えを出すようにしてみましょう。

答えを出せるときもありますが、答えを出せないときもあります。 そして、この答えを出せない、という経験をするのが自分の成長を促進します。

答えを出せない理由は大きく、2つあります。

自分が持っている情報量では判断ができない

当然、自分と上位者とでは持っている情報量が違います。 したがって、判断に足る情報を持っていないということで判断できないことがあります。

そのときに、上位者の判断を聞いて、「何の情報を持ち合わせていなかったから」自分が判断できなかった、と理解しておきましょう。

なぜかというと、この判断をするには、この情報が必要である、ということが分かるからです。そうすると、自分がその立場になったときにその情報を集めるようになるのです。

自分の判断の責任範疇を越えている

誰しも、自分の責任範疇があります。その責任範疇に縛られる人もいますし、ある程度縛られずにいる人もいます。

責任範疇に縛られずにいたとしても、一介の社員が会社を左右するような決定はできません。

誰しも、決定できる範疇はある程度決まっています。

自分の上位者が決めれることでも、自分は決めれない。これを実感しておきましょう。そして、自分がその立場になったらどう判断するかを疑似体験しておきましょう。

イメージトレーニングしておくことが大切

スポーツでは、実際の練習とイメージトレーニングを行います。イメージトレーニングは、あながちバカにできません。イメージトレーニングしておくことが実際の試合でできることもあります。

仕事も同じです。

上位者の判断を、自分に重ねてイメージトレーニングしておくのです。 自分がその立場になって初めて判断に迷うのではなく、その立場になる前から迷っておくのです。

その立場になったばかりだから、、、という言い訳を聞いてくれる人はいません。誰しも、すぐに結果を出してくれる人を求めています。

それに答えられるよう、イメージトレーニングで準備しておきましょう。

雑な仕事でスピードを速くするのもありか?

今日は大連出張の戻りの日でした。
ホテルから空港まで移動するタクシーから景色を見ていたところ、中国の発展のスピードにあらためて驚きました。

5年前は何もなかった海沿いのエリアが開拓されて、高層ビルが何棟か建築されていました。他のエリアもどんどん高層ビルが建築されていて、出張で来るたびに景色が変わっていることにいつも驚きます。

今は経済成長が怪しまれていますが、街中はガンガンビルが建ち続けています。

そのガンガン建っている新しいビルですが、日本人の感覚からすると、建つスピードがまったく違います。建築が始まったと思ったら、あっという間に完成してしまいます。

たぶん理由は2つあると思います。
ひとつは、耐震基準が日本と違うこと。大連は地震がほとんどないので、耐震基準が日本よりも厳しくないそうです。 なので、普通に、工期が短くてすむのだと思います。

もう一つは、仕事が雑だから、だと思います。

雑だと仕事は速くなるが・・・

中国の街中を見ていると、とにかくいろいろな工事が雑です。 歩道を整備したとしても、平らでなかったり、壁を作ったりしてもすこし傾いていたり、とか、日本の感覚からすると本当に雑です。

今回の出張中で、印象に残った工事がありました。
大連の海に新しい大きな橋がちょっと前にできたのですが、その橋を渡りきった先の山を少し切り開いた道路の山の斜面の舗装が雑でした。
日本だときれいにコンクリートをはるところですが、まあ、コンクリートが飛び散っていたり、新しいにも関わらず少しヒビが入っていたりと。

相変わらずな雑さに感心しつつも、なるほど、仕事が雑だと終わるのも速いのか、とふと気づきました。

仕事は雑でもいいのか・・・

さて、雑だと速くはなりますが、それでいいのでしょうか。

やっぱり個人的には雑でない方がいいと思います。中国の街を見ていると、雑な仕事が溢れていて、ぱっと見、きれいに見えるビルやそのまわりも、よくよく見るときれいではないのです。

すべてが雑だと、やはりいいものにはならないと思います。

ですが、雑でいい仕事であれば、「雑」で終わらせる、という選択肢もありだなとも思いました。

「神は細部に宿る」という言葉もありますが、細部に神を宿らせる仕事と宿らせなくてもいい仕事を分けた方がいいですね。

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白ワインとカシスのカクテルが美味しい ~キール

大連に行くときにANAラウンジに白ワインとカシスがあったので、こんなものを作って飲みました。 「キール」という名前だそうです。

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これ、昔ベネチアの立ち飲みバーでみんなが飲んでいるのを見て、このピンクっぽい酒なんだろう???と思ったのが初めてでした。
なんだか分からなかったので注文ができず、白ワインを飲んでいたところ、バーのおっちゃんがおもむろにカシスを入れてくれて、「あっ、なるほど」ということで分かりました。

それ以来、しばらくハマっていました。 あっさりしてるし、ワインをキンキンに冷やして飲むと、夏には特におすすめです。

どんな白ワインがいい?

安い白ワインで十分です。ワインだけではあまり美味しくなくても、カシスを入れると全然飲めるようになります。 辛口の方がおすすめ。個人的な好みになるかもしれませんが、甘口よりも辛口のワインの方がすっきりして好きです。甘口だと、ちょっと「あまっ」となってしまいます。

昔は、家にあった料理用の箱ワインにカシスをいれてちょくちょく飲んでました。

クックパットでも紹介されています。 cookpad.com

その他のワインのカクテルも見つけたので、ログっておきます。 http://www.nomooo.jp/blog/?p=18632www.nomooo.jp

「やってもらう」と「やらせる」 どちらも使い分けよう

リーダーとなれば、自分のチームのメンバーに仕事をやってもらわない限りはチームの成果はでません。

そして、メンバーに仕事をやってもらうのには2つの方法があります。

  • やってもらう
  • やらせる

です。

状況によってどちらも使い分けられるようにしておきましょう。

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やってもらう

メンバーに「やっていただく」という表現を使う人もいます。 望むべくは、どんな状況でもこの気持でメンバーに仕事をやってもらいたいものです。

仕事を「やってもらう」というのは、私の経験では、あまり波風立たない巡航運行のチームでは成り立ちます。

どちらかというと、メンバーの方を立てているからです。

やらせる

とはいえ、そんな順風満帆な状況だけではありません。

いろいろなタスクが重なり、そして、期限が迫ったている。そんな状況では、メンバーに「やらせる」ということも必要です。

この提案書は明日の9:00までにお客さんに提出しないといけない、という状況で、まだ提案書ができていなかったら、徹夜をさせててでもやらないといけないこともあります。
場合によっては、そのメンバーのプライベートの予定を潰してでもやらないといけないこともあります。

それがリーダーの仕事です。 メンバーはメンバーの都合がありますが、いざというときは、「やらせる」ということも必要です。

これができなければ、チームとしての成果を上げることはできません。

ですが、これ一辺倒ではチームは崩れていきます。その後のフォローも必要です。

また、正直、「やらせる」のは気持ちがいいものではありません。できれば使いたくはないです。


どちらかだけに偏ってはいけません。状況を見て、バランスを取ることが大切です。

ANAカードを持っていれば、成田ではANA Duty Free Shopがいい

今日は大連出張の移動日だったので成田で少し時間を潰しました。

今回は、ANAカードを持っている人への成田でのマメ情報です。

空港内を進むと、免税店ショップが多くならんでいます。
免税店ショップを見ていても、本当に安いのかなぁ、と思うものがたくさん並んでいます。

免税店とはいっても、いまや、日本の町中でディスカウントで買う方が安いものばかりな気がします。

とはいえ、免税店の方が安いものがあります。

私だと、免税のロクシタン・ショップで時々買い物をします。
普通の店舗だと、基本的に定価なので免税店の方が少しやすいです。

そして、成田の中にはANA Duty Free Shopなるものがあります。 そこで、ANAカードで支払いをすればさらに10% offとなります。

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私はANA派なので、大体ANAを使っていて、ANAカードを持っているので、何か買い物があればANA Duty Free Shopで買い物をします。 たしか、JAL側のターミナルにはJALのそんなショップがあった気がします。

航空会社のクレジットカードを持っている人は、それの特典が受けられるショップがあるか、確認しておくといいでしょう。

ゲラチェックしてます。仕事を速くするテクニックを書いています。

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人生で初めてゲラチェックなるものをしています。

ゲラってなんだろうっておもって調べたら、語源は「Galley」で、試し刷りの意味だそうです。
そう聞いても、やっぱりしっくりこない。ゲラって。。。

それはそれとして、
仕事を速くするテクニックを書いています。
作業のスピード、チームのスピード、思考のスピード、、、+α。

5/20発売予定です。

ちょこちょこ、このブログで紹介していきます。

コミュニケーションのチャネル数n(n-1)/2の公式をメールの数でアセスしてみる

久しぶりの更新です。
今週から、さらに2チームを引き継ぐこととなって、チームが12チームとなりました。 日本と中国・大連を合わせて、人の数にして300人。

引き継いだ1週目だったので、いろいろとごたごたしており、月並みな言い方をすると忙しい一週間でした。

さて、何が一番変わったかというと、メールの量が半端なく増えたことです。

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もともとの7チーム体制のときは一日200通くらいのメールを受信してました。 これはメルマガとかを含まず、完全にプロジェクト関連のメールだけです。

これが、3チームを引き継ぎ10チームとなったときに、一日400通のメールとなりました。

そして、さらに2チームを引き継ぎ12チームとなったら、600通のメールとなりました。 ちょっと普通の人間の限界レベルまできた感じがします。

n(n-1)/2で検証してみる

さて、コミュニケーションのチャネル数はn(n-1)/2です。nは人数です。 渡しの場合、nを300人にしても、直接コミュニケーションを取るのが300人ではないので、チーム数をnとしてみます。

そうすると次のようになります。

  • 7チーム  :  7(7-1)/2 = 21
  • 10チーム : 10(10-1)/2 = 45(約2倍)
  • 12チーム : 12(12-1)/2 = 67(約1.5倍)

そして、メールの受信数は、

  • 7チーム  : 200通
  • 10チーム : 400通(2倍)
  • 12チーム : 600通(1.5倍)

です。

チーム数で計算することがあっているかは分かりませんが、実態とは概ねあっています。

朝会だけでも・・・

この12チーム、状況がそれぞれ違います。 なので、3つにグルーピングして、毎日朝会をやっています。

また、私自身が上位マネジメントレベルの朝会があり、プロジェクト全体の朝会もあり、、、ということで、 毎日、8:30~11:00が朝会の時間帯となってしまいました。

もはや、昼会に近い時間までとなりました。

では、どうしていくか・・・ @メール

まず、メールの量が凡人の限界値を越えた気がします。 これまでは、200通であったら、全部目を通していました。

600通ともなると、「読まないメール」を決めなければさばけないな、と思います。

では、どうしていくか・・・ @体制

12チームをほぼフラットに見ているので、コミュニケーション量が増えています。
理想論を語れば、12チームをいくつかにグルーピングして中間レイヤーの階層をつくって、コミュニケーションのチャネル数を下げることが、一番効果があると思います。

ですが、そうはできないチームであり、だからこそ、引き継いだのだと思います。

それはさておき、いずれは中間レイヤーを作らなければチームとして成り立たないと思っています。

ですが、中間レイヤーをおくということはその下を管理・リードできる力のあるリーダーを育てなければならないということと同義です。

チームは育成するもの

いま、その中間レイヤーを担当できるリーダーがいないとするなら、育てるしかありません。
それができない限りは自分の仕事は減りません。

とはいっても、そんなに簡単にはリーダーは育ちません。

では、どうするのか?
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、育てるしかありません。

つまりは・・・

自分のカウター相手の数が増えたら、それのコミュニケーションチャネルの数はn(n-1)/2で計算できます。

では、どうするかというと、体制上の中間レイヤーを定め、コミュニケーション量を減らしましょう。

今週引き継いだばかりで、今はまだ試行錯誤の途中です。 その中で発見したことがあれば、ブログで紹介していきます。

ショートスリーパー?自分のベストの睡眠時間は知っておくべし

こんな記事がありました。 next.rikunabi.com

この記事では、睡眠が6時間以下の人をショートスリーパーといっています。
私は、だいたい4-5時間なのでショートスリーパーなのでしょうか???

ショートスリーパーである自覚はあまりありませんが、自分がそうだというポジションにおいて、この記事読んでみました。

短時間睡眠の注意点として3つあげています。

【ポイント1】睡眠の2時間くらい前に、軽い運動をする
【ポイント2】朝起きたら日の光を浴びて、体を起こす
【ポイント3】寝る前には、強い光を浴びてはいけない

本当にそうなのかな?

この記事の定義だと私はショートスリーパーの部類に入ります。
自分ではいまの睡眠時間で、工夫もあまりなく、それなりにやっていけてます。

ですが、睡眠時間が4時間を切ると、途端にパフォーマンスが落ちます。
だからといって、この記事の3つのポイントを実践すれば、パフォーマンスを維持できそうな気はしません。

今のプロジェクトの上位マネジメントで、どう考えても3~4時間しか寝てなさそうな人がいます。

でも、自分にはそれはできないと思っています。さすがにそこまでいくと、次の日がしんどいです。

なので、やはり、ひとそれぞれ適切な睡眠時間があるのだろうな、と思っています。

寝ないとダメな人は、やっぱり寝たほうがいいと思います。

学術的なことはさっぱり分かりませんが、実体験やまわりを見ていると、そう思います。

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