コミュニケーションのチャネル数n(n-1)/2の公式をメールの数でアセスしてみる
久しぶりの更新です。
今週から、さらに2チームを引き継ぐこととなって、チームが12チームとなりました。
日本と中国・大連を合わせて、人の数にして300人。
引き継いだ1週目だったので、いろいろとごたごたしており、月並みな言い方をすると忙しい一週間でした。
さて、何が一番変わったかというと、メールの量が半端なく増えたことです。
もともとの7チーム体制のときは一日200通くらいのメールを受信してました。 これはメルマガとかを含まず、完全にプロジェクト関連のメールだけです。
これが、3チームを引き継ぎ10チームとなったときに、一日400通のメールとなりました。
そして、さらに2チームを引き継ぎ12チームとなったら、600通のメールとなりました。 ちょっと普通の人間の限界レベルまできた感じがします。
n(n-1)/2で検証してみる
さて、コミュニケーションのチャネル数はn(n-1)/2です。nは人数です。 渡しの場合、nを300人にしても、直接コミュニケーションを取るのが300人ではないので、チーム数をnとしてみます。
そうすると次のようになります。
- 7チーム : 7(7-1)/2 = 21
- 10チーム : 10(10-1)/2 = 45(約2倍)
- 12チーム : 12(12-1)/2 = 67(約1.5倍)
そして、メールの受信数は、
- 7チーム : 200通
- 10チーム : 400通(2倍)
- 12チーム : 600通(1.5倍)
です。
チーム数で計算することがあっているかは分かりませんが、実態とは概ねあっています。
朝会だけでも・・・
この12チーム、状況がそれぞれ違います。 なので、3つにグルーピングして、毎日朝会をやっています。
また、私自身が上位マネジメントレベルの朝会があり、プロジェクト全体の朝会もあり、、、ということで、 毎日、8:30~11:00が朝会の時間帯となってしまいました。
もはや、昼会に近い時間までとなりました。
では、どうしていくか・・・ @メール
まず、メールの量が凡人の限界値を越えた気がします。 これまでは、200通であったら、全部目を通していました。
600通ともなると、「読まないメール」を決めなければさばけないな、と思います。
では、どうしていくか・・・ @体制
12チームをほぼフラットに見ているので、コミュニケーション量が増えています。
理想論を語れば、12チームをいくつかにグルーピングして中間レイヤーの階層をつくって、コミュニケーションのチャネル数を下げることが、一番効果があると思います。
ですが、そうはできないチームであり、だからこそ、引き継いだのだと思います。
それはさておき、いずれは中間レイヤーを作らなければチームとして成り立たないと思っています。
ですが、中間レイヤーをおくということはその下を管理・リードできる力のあるリーダーを育てなければならないということと同義です。
チームは育成するもの
いま、その中間レイヤーを担当できるリーダーがいないとするなら、育てるしかありません。
それができない限りは自分の仕事は減りません。
とはいっても、そんなに簡単にはリーダーは育ちません。
では、どうするのか?
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、育てるしかありません。
つまりは・・・
自分のカウター相手の数が増えたら、それのコミュニケーションチャネルの数はn(n-1)/2で計算できます。
では、どうするかというと、体制上の中間レイヤーを定め、コミュニケーション量を減らしましょう。
今週引き継いだばかりで、今はまだ試行錯誤の途中です。 その中で発見したことがあれば、ブログで紹介していきます。