理想の上司は本当に理想の上司なのか?

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毎年、春になると、理想の上司ランキングなるものが発表されてニュースで流れてきます。
今年、2017年はこちらです。

www.oricon.co.jp

さて、この理想の上司ランキングは本当に理想の上司なのでしょうか? 世のビジネスリーダーが、このランキングを参考にしてよいのでしょうか?

私の答えはNoです。ただし、一部はYesです。

このランキングは、明治安田生命がアンケートを取った結果です。

では、そのアンケートを取った対象は誰だと思いますか?

実は、その年の春に入社を控えた新社会人なのです。これから社会人になろうという学生を対象にしたアンケートなのです。

つまり、社会人経験がない若い学生が「理想」だと思っている上司像です。

2017年の男性・女性上司のトップ5を並べてみましょう。

【理想の「男性上司」トップ5】
1位:内村光良(前年5位、以下同)
2位:タモリ(5位)
3位:池上彰(2位)
4位:原晋(圏外)
5位:所ジョージ(4位)

【理想の「女性上司」トップ5】
1位:水卜麻美(前年圏外、以下同)
2位:天海祐希(1位)
3位:吉田沙保里(13位)
4位:石田ゆり子(圏外)
5位:有働由美子(4位)

だいたいが前年の1年間で話題になった人で、人当たりの良さそうなタイプが多いです。

選んだ理由を見てみても、

  • 相談に乗ってくれそう
  • 面倒見が良さそう
  • 適切なアドバイスをしてくれそう

などと、どちらかというとメンバー・部下にとってやさしくて、世話をしてくれる上司像となっています。

でも、実際のビジネスの世界で本当に必要とされるリーダー像はこうではないと思います。

ときには厳しくもあり、ときには強引さも必要です。でも、たしかに優しも必要です。

という意味で、一部はYesと書きました。

つまりのところ、毎年発表されるこのアンケートを鵜呑みにして、目指すべきリーダー像をこれだけにしないようにした方がよいと思っています。

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