仕事は『任せる』もの 『丸投げ』してはいけない
先日、とあるチームのリーダーに、
『〜〜の件どんな感じ?』
と聞いたところ、
『あぁ、それは〜〜さんに任せてるから把握してない』
と言われました。
ものすご〜く違和感を感じました。
その違和感の理由は、『任せてる』と『把握してない』の組み合わせにあると思いました。
当然ですが、仕事をメンバーに任せることは多々あります。 そして、タイミングによっては状況を把握していないこともあります。
ですが、
任せている『から』、把握していない
というのは、つまり丸投げしていて、リーダーの責務を果たしていないことだと思います。
リーダーは、
* どこまで任せるのか
* どこまで把握するのか
を考えながら仕事を発注しないといけないと思います。
どこまで任せるのか
どこまで任せるのか、というのはメンバーのスキルに依存します。単純にスキルが高い/低いという2つの尺度だけで考えるとすると、
- スキルが高いメンバーには、命題だけ与えて仕事を任せる
- スキルが低いメンバーには、手順・プロセスまでをある程度指示をして仕事を任せる
という裁量がうまれます。
実際にはもっと考慮しなければいけないことはありますが、人を見て判断しないといけないということになります。
どこまで把握するのか
これもまた同じです。
把握する頻度を決める尺度のうちのひとつはスキルです。
これに加えて、緊急度というものも重要な尺度となります。
1ヶ月くらいのスパンの仕事なのか、超トラブル対応で数日単位の仕事なのかによって、状況を把握する頻度は変わります。
いくら優秀なメンバーが対応をしていたとしても、超緊急のときは、こまめに状況を把握する必要があります。
ひとつの判断ミスが取り返しの付かない結果を招く可能性があるからです。
ということで、『任せて』も『丸投げ』はしてはいけません。
意図的に把握の頻度を落としているのと、把握することを放棄しているのとは大きな違いです。