ロジカル・シンキングしてますか?
やってる?ロジカル・シンキング
ロジカル・シンキングができていますか?
全くもってできていない、という人はいませんが、その実践レベルはひとそれぞれです。
わたしはロジカル・シンキングがビジネスパーソンにとって最も重要なスキルだと考えています。
どのような業種、職種であれ、ロジカル・シンキングができているか、いないかは仕事の成果に大きく影響します。
今回は、ロジカル・シンキングの重要性について説明します。
ノン・ロジカル・シンキング ~ Non-Logical Thinking
ここ掘れワンワン状態
もぐらたたき状態ともいう
においを感じてアクションを起こす。
課題解決のアクションも思いついたもの実行する。
KKD法といってもいいでしょう。勘と経験と度胸。
こういうアプローチをとっていると、大きな問題にぶち当たったときに、
どこから手を付けてよいか分からない
とりあえず、何かはやってみるものの、それで必要十分なのかわからない
ディスカッションをしても、みんなのいうことがバラバラで議論が収束せず、結論が出せない
ということにおちいります。
非常に残念なアプローチです。
ロジカル・シンキング ~ Logical Thinking
全ての判断・行動について説明ができる
プライベートにまで持ち込むと、かなりうざい
あいつは理屈っぽいからなぁ、という揶揄する言葉も、ことビジネスの世界においては褒め言葉だと思ってもいいくらいです。
それだけロジカル・シンキングができているということなのです。
ロジカル・シンキングは論理的に結論を出すため、
どのようなアプローチを取ったかを説明ができる
それを結論とした理由を説明することができる
のです。
ロジカル・シンキングを使いこなせると、どんな大きく複雑な問題であっても、その事象を構造化し単純化できます。
その結果、課題を正しく捉えることができ、抽出されたアクションに優先度がつけられ、適切なアクションを打つことができます。
ロジカル・シンキングはスキルです。
スキルである以上、学び、トレーニングをすることで実践できるようになります。
当たり前ですが、裏を返すと、その努力をしないかぎりはできるようにはなりません。
ロジカル・シンキングを高いレベルで実践できるようになると、人と話をしただけで相手がロジカル・シンキングを身に付けているかどうかがすぐに分かります。
ロジカル・シンキングについて、実践するためのコツなども含めて、これから何回かに分けて書いていこうと思っています。
おまけ : ブレストは思いつきアプローチではありません
じゃあ、ブレストは思いつきのアプローチなの?と思うかもしれませんが、そうではありません。
アイディアを出す、という行為自体は思いつきですが、ブレストにはお作法があり、ブレストで結果を出すためにはロジカル・シンキングのアプローチは欠かせません。
ブレストのお作法を知らなかったり、ロジカル・シンキングを使わないブレストは、それは本当に思いつきアプローチです。
わたしはそのようなブレストを井戸端会議と呼んでいます。
ブレストについては、そのうち書こうとと思っています。