時間と期限には遅れてはいけない ~ 遅れてしまうと何を失う?

「時間や期限を守る」ということは、人としてごくごく当たり前のことですが、ビジネスの世界においては、より一層、最も大切なことの一つです。

時間や期限に遅れるということは、直接的には時間を失ってしまいますが、本質的には「信頼」と「カネ」を失うことになります。

【信頼を失う】

外資系企業では、何かしら実行することに合意したら「コミット」するといいます。そして、それを実行できなかったことを「デコミット」と呼びます。そして、デコミットを繰り返すとそのたびに信頼を失っていきます。約束した期限に仕事が遅れてしまうと、それはデコミットすることになり、信頼度が下がっていきます。また、客先への納期などに遅れてしまうと、会社間の信頼問題にまで発展する場合もあります。 会議の時間に遅れるということを繰り返しても信頼を失っていくのは想像できるでしょう。  

【カネを失う】

Time is Money. というように、時間はカネと同等です。

会議に10分遅れたら、待たされた人の人件費が無駄になってしまいます。その会議には1時間6000円単価の人が10人集まっていたとしたら、10分の遅れで1人あたり1,000円、10人で10,000円の人件費の無駄になってしまいます。

また、当初は30分予定だった会議が20分となってしまい、十分に議論ができなくなってしまうと、「もう一度集まりましょう」となり、さらにカネを無駄にしまうことになります。

ビジネスのキホンの「キ」です。時間と期限には遅れないようにしましょう。

【時間に早すぎるのもムダ】

時間に遅れてはいけませんが、会議に必要以上に早くスタンバイしておくこともムダです。よく見るケースが、上位役職者との打ち合わせの前に、10分、15分前から会議室にスタンバイしている、という光景です。この時間は何も生み出さない無の時間です。同じくカネの無駄になります。 10分、15分あればひと仕事できます。何の価値も生み出さない時間前行動はやめた方がいいでしょう。


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