時間のマインドセット~与えられた時間は誰にも同じ時間~

同じ時間働いているのに、大きな成果を出す人もいれば、成果が出せない人もいます。 しかも、きっちり成果を出す人に限って、プライベートや家族との時間をとても大切にしていて、どこか余裕を感じます。時間に追われていない、といってもいいでしょう。24時間、365日は誰にも等しく与えられた時間です。いったい、この違いはどこから生まれるのでしょうか?

ひとつは、仕事の速さです。 1時間に2ページの資料を作れるAさん、1ページしか作れないBさん。たかだか1ページの差ですが、1日に8時間資料作成をしたら、8ページの差になります。1ヶ月、20営業日では、160ページの差になります。これが1年であれば、1,920ページもの違いになります。1時間のたった1ページの差が1年間で見ると大きな差となることはイメージできたでしょう。この1時間の差がもっと大きいと、1年間の差はさらに大きくなります。  であるからこそ、仕事のスピードには徹底的にこだわるべきです。

仕事の速さには、「体の速さ」と「頭の速さ」があります。 体の速さは、パソコンの手作業であったり、やると決めたらすぐに動き出すといった初動の速さなどがあります。そして、頭の速さとは、考えることが速かったり、決めることが速かったりすることです。

また、仕事が速く時間が余ったとしても、その時間をいかさず飲み会などに費やしてしまったら、「うさぎとカメ」のうさぎさんになってしまいます。飲み会が悪いとはいいませんが、余った時間やスキマ時間をどれだけ有効な時間とするか、ということもスキルと成果の大きな差を生み出す要素となります。仕事を速くすることは、自分への投資時間を増やすことにもなります。

また、資料作成などの手作業が速くなれば、考える時間を生み出せます。そして、考える時間が増えれば増えるほど仕事の質があがっていきます。これはスポーツで想像してみるとイメージが湧くと思います。試合に対する戦略や駆け引きに長けていないと勝ち上がっていくことはできません。 つまり、仕事自体のスピードをあげ、考える時間を増やせば増やすほど、周りと差をつけられるのです。

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