MECEを作るたった3つの簡単なステップ
MECEにしろ、といっても実際には簡単にデキる人は多くはありません。
項目の洗い出しが足りなかったり、重なりがあったり、そもそも洗い出している項目のレベル感が違ってたりします。
ロジカル・シンキングのMECEの本を読んだりすると、かなり崇高なことが書かれており、一般人にはハードルが高く感じたりします。
ですが、そのような本を書く人はコンサルの人がほとんどです。
ロジカル・シンキング、MECEなどを生業としてつかい、お客さんからお金をもらってる人たちです。
そのような人たちは、ロジカル・シンキングを極める必要がありますが、コンサルではないビジネス・パーソンにとっては突きつめる必要はありません。
普段のビジネス環境において、「なんちゃって」レベルでMECEが実践できればいいのです。
今回は、車を買う際のメーカーや車種の検討プロセスの過程を例に、簡単にMECEにする3つのステップを伝授します。
車を買うと思ってください。
まず、それに当たって好みとかそういうのは一旦置いておいて、ひとまず網羅的に検討することとします。
ステップ1 ~ ひとつめの軸を同じカテゴリで洗い出す
まずは、車のメーカーを洗い出しましょう。
トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、ダイハツ、ベンツ、BMW、ロータス、プジョー、・・・。
車のメーカーというカテゴリでメーカーを洗い出しましょう。
この時に、車種や燃費や値段など、違うカテゴリのものを出してはいけません。
ステップ2 ~ ふたつ目の軸で洗い出す。 縦と横が完成する。
次は2つめのカテゴリでに洗い出しをしましょう。
今回は、車のタイプにします。
セダン、ワゴン、SUV、ワゴン、ミニバン、・・・・。
このステップ1と2の結果、何ができるでしょうか。
これです。
ステップ3 ~ 最後は「その他」を使え
この2つのステップで大体のケースについては、整理可能です。
ですが、ここまでで気付いた人も多くいると思います。
今回のケースに関しては、ステップ1、2ともすべてを洗い出してはいません。
メーカーで言えば、他にもたくさんのメーカーがありますし、車種についてもスポーツカーや軽などが洗い出されていません。
それぞれをこれよりも洗い出すことは可能です。
ですが、ある程度以上をこえた洗い出しは、時間と労力の投資対効果の面では下降するのみです。
そのようなときは、その他を使いましょう
コンサルでない限りは、適切なレベルでMECEの洗い出しを止めるべきです。
なんちゃってでいいのです。人それぞれの目的にそったMECEレベルで止めましょう。
その他のブレークダウンは検討を進めた結果で必要になった場合に行うようにしましょう。
まとめ
同じレベルでまずは洗い出す
次に、違うレベルでの洗い出しをしてマトリックスにする
一定以上の洗い出しは「その他」でひとまとめにする
コンサルでない限りは突きつめる必要はない