単なるKKDと意味のあるKKDの違い
KKDとは、
- 勘(K)
- 経験(K)
- 度胸(D)
の言葉からきています。
『あの人はKKDで仕事をするよなぁ』と年上の人のギャンブル的な仕事ぶりを揶揄するようなときに使われることが多い ですが、私は意味のあるKKDがあると思っています。
このKKDをきちんと分解すると、『経験』という単語が入っています。
私の解釈はこうです。
きちんとした経験(成功も失敗も)からくる勘を使って、度胸を持って判断する
です。
私は、システム開発のPMとして数々の修羅場をくぐってきました。ですので、システム開発の状況を少し聞いただけでいろいろなことが瞬時に思い浮かんできます。
- なぜそうなったのか
- プロジェクトメンバーはどのような心理になっているのか
- この先、このままでは何が起こるのか
- これを打ち取るには何をすべきか
このようなことは、実際に似たようなことをたくさん経験しているので、それに照らして瞬間的に頭に浮かんでくるものです。それを直感と読んだりもしますが、ヤマ勘ではありません。
なぜそう思ったのかを説明することができます。
つまり、きちんとした経験からくるKKDは有用であり、大切です。
これにはある程度のスキルの学びと実践での経験が必要となりますが、ひとたび身につくととても大きな武器になります。
そのようになったときには、自信を持って『KKD』で仕事をしてる、といってもいいでしょう。
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