昔話で図解の練習をしてみよう ~要素分解して構造化する

私は、仕事上のコミュニケーションのときは、結構、図解しながらディスカッションをします。

議論の内容がこってりすればするほど、口頭でのディスカッションは噛み合わずに空中戦になってしまうことが多いものです。

図を使いながらのディスカッションでは、そのリスクをほぼ解消することができます。

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図解のトレーニングはいろいろな場面でできますが、今回は昔話を使ったトレーニングを紹介します。

一例として、浦島太郎の図解を紹介します。

有名な話ですね。浦島太郎が亀を助けて、竜宮城に行き、戻ってきて玉手箱を開けたらおじいさんになってしまった、というお話ですね。

これをどのように図解するか、というアプローチを紹介します。浦島太郎の話がうる覚えの方は、ちょっとググっていただいて、あらすじを読んで読んでみてください。

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要素分解する

まずは、要素分解します。

そうすると、

  • 浦島太郎
  • カメ
  • いじめてる子どもたち
  • お母さん
  • 乙姫
  • タイ
  • ヒラメ

などといった登場人物を洗い出せます。また、

  • 砂浜
  • 竜宮城

といったものも出てきます。

構造化する

このように要素を抽出したあとは、それらを構造化して図にします。

今回私は、縦軸に、

  • 海の上
  • 海の中

として、横軸に、

  • 時間の流れ

としました。

そして、それを図にしたものがこちらです。

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登場人物を○で囲み、場所的要素を□で囲み、流れを→で表現しました。

いかがでしょう。

時間かからずにすぐにできるトレーニングです。

初めて読む物語だと時間がかかってしまうので、馴染みのある物語でトレーニングをするのをオススメします。

参考図書

外資系コンサルが実践する 図解作成の基本

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図解 人生がうまくいく人は図で考える

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