トラブルリカバリ日記-002 ~最初の一歩は現状把握から
トラブルリカバリに突っ込まれたら、最初にやるべきことは何でしょう。
それは現状把握です。
まったくもって、何も知らない状況から入るのであれば、
- プロジェクトの要件・開発対象がわかる資料
- プロジェクトのマスタースケジュール
- 体制
- 設計書
等の収集から始めます。プロジェクトの内容がわからなければ何も始まらないので、スタートするにあたり必要な情報です。
そして次は、
- 課題票
- 障害一覧
- 週次報告書
などの資料を集めます。これはプロジェクトの要件・設計が分かっていても現状把握に必要なものです。 何がどうなっていて、どうトラブっているか、かをわかるために必要な情報です。
これらの情報・ドキュメントをできるだけ早く入手し、現場に行く前に読み込んでおきます。
現場に行く前に読み込んでおく、というのがとても重要なポイントです。
ひとたび現場にいってしまうと、メンバーとのコミュニケーションやお客さんとのコミュニケーションに追われることとなり、後手後手に回ってしまいますし、何よりも現状を把握していないとコミュニケーションが成り立ちません。
また、要件・仕様をまったく理解していないとお客様からの信用も得られません。
詳細までは把握・理解していないまでも基本的・概要的には理解し、最低限の専門用語を使いながら会話できるように準備しておきます。
今回の場合は、トラブルリカバリに入ることが決まってから、スケジュール的に実際に現場に入れるまでの日程が5日あったので、まずはドキュメントの送付を依頼し、実際に現場に入るまでの間に資料を読み込んでおきました。
お客様との会話も成り立たせることができたので、あらためて重要だと思いました。
トラブルリカバリ日記としてこちらに書きしたためています。