時間の長いプレゼンの時間コントロール方法
先日、社内で75分のプレゼンを行いました。そのプレゼンで苦労したことのひとつがプレゼンの時間コントロールです。
これまで行ってきたプレゼンの中で最長です。セミナーなどで4−5時間ほど話をすることもありましたが、それは途中途中で休憩を入れたりしながら、4−5時間の枠でマネージできるものでした。
途中の休憩なしの75分プレゼンは最長です。 これまでは10分、20分くらいがせいぜいでした。
何が違うかというと、プレゼンの中身を覚えられるか、覚えられないか、というのが最大でした。
例えば、10ー20分のプレゼンであれば、チャートは数枚で、それぞれのチャートで何を喋るかは暗記しながらチャートごとの時間調整が可能でした。
ですが、75分のプレゼンの中身を頭に覚え込ますのは、相当の準備が必要になります。とはいえ、普通に、本業を抱えながらの準備になるので、そこまでの時間をさくことはできません。
そこで今回はセクションごとに時間を決める、ということにしました。 今回のプレゼンは大きく5つのセクションに分けました。
その5つのセクションごとに話す時間を決めて、カンニングペーパーに時間を書き込みました。
それがこちらです。
当日はこのカンペと時計を見ながらプレゼンをしました。
ですが、案の定、緊張もあり途中までは予定通りにはいきませんでした。
2つ目のセクションの終わりで25分経過の予定だったのですが、緊張も手伝って速く進んでしまい、実際には20分と5分も速くなってしまいました。
その次の3つ目と4つ目のセクションで話を長くし、5分の進みを取り戻し、予定通り60分で5つ目の最後のセクションに入ることができました。
最後のセクションを15分としており、時間のオーバーだけは、絶対にダメだったので、少し余裕を持たせて話をしたところ、最後2分だけ余った状態で終えることができました。
75分のプレゼンを73分で終えることができたので、まあ、及第点だったかな、と思います。
ポイントは、セクションごとに時間を決めて、それに対して調整を書けたことだと思います。
時間の短いプレゼンだと、ページ単位でもう少し細かい調整が可能ですが、時間が長いと喋ろうと思ったことが話せなかったりしますし、そもそも75分のプレゼンの全体を頭の中に入れるのも現実的ではありません。
参考図書
プレゼンの2週間前に同僚に紹介された本でしたが、とても参考になりました。 これはおすすめします。
最も共感を覚えたのは、コミュニケーションは発信側の責任である、というところです。
- 作者: スティーブンE・ルーカス,Stephen E. Lucas,狩野みき(監訳)
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/11/30
- メディア: 単行本
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