文字のないプレゼン資料は準備が大変だった
前回、プレゼン資料は手書きから始めよう、という記事を書きましたが、今回はプレゼン編です。 vekitomo-0.hatenablog.jp
今回の資料は、極力文字をなくしたパワポ資料にしました。 プレゼンの本や資料作成の本を読むと、『1枚1メッセージで文字は少なく』が基本と書かれています。
今回作った資料はこの画像↓の右側のものです。ちょっと見にくいと思いますが、あえてこのサイズにさせてもらってます。
自己紹介は文字を書いていますが、他はイメージ画像だけです。『I◯Mってどうよ?』というページがありますが、これも画像イメージとして捉えて下さい。
さて、資料を作るまでは対して労力もかからなかったのですが、そっから後が大変でした。それについて書きたいと思います。
事前準備が大変
伝えたいこと、話したいことがパワポ資料に活字で入っていないので、事前に話すストーリー/シナリオをテキストで書きました。
まあ、ここまではある程度普通の準備ですが、こっから、そのシナリオを暗記しなければなりませんでした。
文字のある資料だったら、必ず伝えたいエッセンスを単語としてでも資料上に入れ込んでおけば、当日に頭が飛んでも軌道修正が楽です。
ですが、資料に文字がないと、頭が飛んでしまったら思い出せず、慌ててしまいます。
そうならないために、事前の準備・暗記にそれなりの時間を割かなければいけません。
カンペがないとつらい
一応、暗記していったつもりでしたが、それでも途中でいくつかのエッセンスを忘れてしまいました。
念のため、シナリオを書いた紙(カンペ)を壇上の台においていたので、それを見て思いますことが出来ました。
ただ、ずっとそこの台の前にいるわけでなく、壇上を歩きながらプレゼンをしたので、ずっとカンペを見ながら話すことは出来ませんでした。
なので、ポイント・ポイントで真ん中の台にもどり、漏らしたエッセンスはないか、次のページでは何を話さないといけないのか、を確認しながら進めました。
今回は、カンペの紙をおける環境だったので良かったですが、この台がなかったらちょっとピンチでした。
あのスティーブ・ジョブズは、写真1枚とかでプレゼン資料をつくり、饒舌に話すことで有名ですが、実は自分から見える足元のモニターにカンペがあったといいます。それをさり気なく見ていたそうです。
これに対する対処法は2つです。
① シナリオを完璧に頭に入れてカンペ不要な状態にする
② さりげなくカンペが見れるような工夫をする
前者の①が望ましいですが、それには相応の準備が必要です。必ずしもそこまで時間が取れないのが現実でしょう。
そうすると、②カンペ戦法をとらざるをえないでしょう、
完全に文字をなくすとプレゼンが難しくなることがわかりました。
絶対に話したいエッセンスくらいは資料に入れておいた方が現実は無難かもしれません。
文字なし資料は、たぶん今後はあまり作らないと思います。作るとしたら、時間が短いプレゼンか、入念に準備時間が取れる場合か、だと思います。
もちろんいい面もあった
準備と当日は大変でしたが、もちろんいい面もありました。
聞き手がちゃんとこちらを見てくれる、ということです。
資料に文字がないと、聞いてる方は読むものがないのでスピーカーの方をよく見ます。今までのプレゼンに比べて、聞いている人と目があうことが格段に多かったです。
メッセージがより伝えやすかったと感じました。
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