大きな改善を求めるときは、あえて超高いハードルを設定してみる

前に、チームを強くするためにはハードルを下げてはいけない、という記事を書きました。

vekitomo-0.hatenablog.jp

今日は、あえて高いハードルを課す、ということを紹介したいと思います。

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先週のことでしたが、最近私が引き継いだ大連のあるチームの進捗状況を聞いていたところ、 あるタスクに対して、時間と工数をかなりムダにしているな、と感じるところがありました。

もっと効率よくやれば、今の人数でざっと半分の期間でできるな、と直感的に思いました。

そして、今のやり方、プロセスをひとつひとつ聞いて、改善点を指摘していったのですが、「それはできない」とか言われたり、テレコンでやっていたこともあり微妙なところが「伝わらない」とかで、埒があかないな、と思いました。

というわけで、ここで高いハードルを設定しました。

  • 半分の人数で
  • 半分の期間で

やってくれ、というオーダーです。
それを達成するために、ありとあらゆることを考えてくれ、と。

大連のリーダーも、ちょっとの改善の積み上げではダメだと感じたようで、抜本的に考え直しました。 その結果、やり方を変えたり、効率的なツールを作ったりして、今のところ、高いハードルのオーダーをクリアしています。

ただ、この後の残りの作業に対しては、このままではいけないリスクがあるとは思っているので、もう少し様子を見て、適切なタイミングで人の投入をしてあげようと思っています。

今回の件でわかったことは、

  • 高いハードルを課すと
  • 「考える」

ということです。

何か機会があったら試してみて下さい。