リーダーにおすすめの本 ~アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

今日は、『アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方』という本を紹介します。
ガラにもなくかなり心打たれた、リーダー向けの本です。

タイトルからして、ビジネスに役立つかどうかよく分かりませんでしたが、Amazonの書評を見るとかなりの高評価だったので買って読みました。

結果、かなり良かったです。いい買い物した感がありました。

「ベンフォルド」というアメリカ海軍一のダメ軍艦に配属された艦長(著者)が、 驚くほどの短期間で海軍一の軍艦に仕上げた、という内容で、どの例を切り取っても、ビジネス現場に役立たせることができるものです。

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方


インパクトのあった3つの言葉

この本の中で強く印象に残った3つの言葉を紹介します。


① 部下たちに自分で考え、判断する訓練をさせる必要があった

過去の記事で、

と書きましたが、まさにこの言葉のとおりです。

一人ひとりが自ら考え、判断するチームが強くなるのです。
上が決めたことをやる、上が決めるのを待つチームはいつまでたっても強くなりません。

たとえば、サッカーでもそうです。
ひとたび試合が始まれば、ピッチ上の選手が自分たちで臨機応変に考えて判断しなければいけません。
監督の指示通りにしか動けず、想定外のことが起きたときに自分たちで判断できないと強いチームにはならないのです。


② アイディアはコストがまったくかからない、最高の問題解決ツールだ

私は、
 できない理由を考える時間があったら、
 どうやったらできるかを考えろ、
とよく言っています。

普通にやってはできないことをいかにやるか、に価値があるのです。

普通にやってできることだけをやっていては普通なのです。 できないことをできない、というだけでは普通からは抜けだせません。

考えに考えぬいて、困難を打破するアイディアを出しましょう。


③ 人手が足りないときに、どう手を打ち、結果を出すか

今のご時世、潤沢にヒト・モノ・カネがある組織はほとんどありません。
その中でいかに結果を出すかに価値があるというものです。

ふたつ目とちょっとかぶりますが、恵まれない環境で以下に結果を出すか、そのためには頭を使わなければならず、そこにこそ価値があるのです。


その他の印象に残った言葉

印象に残ったその他の言葉を紹介します。雰囲気が感じ取っていただければ。

  • 職場のモットーは「きみが艦長だ」
  • 私の仕事は、部下が自分の可能性を最大限に発揮できるような環境を作り出すことだけだった。
  • 何をするにも必ずもっとよい方法があると考えよ
    きみがしている仕事に、もっとよいやり方はないか?
  • 才能に役職など関係ない
  • 基本原則は、現場から「生の声」を引き出すために、どんな発言にも懲罰を与えない
  • すぐれたアイディアなら、どこで誰がそれを見つけるかなど関係がない
  • この厳しい方針を好む者はいなかったが、部下に好かれることばかりを最優先にはできない。心を鬼にして部下たちを鍛えることにした


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