リーダーとして心揺さぶられたおすすめの本
ザ・ボディショップ、スターバックスでCEOを務めた岩田 松雄さんの「ついていきたいと思われるリーダーになる51の考え方」です。
- 作者: 岩田松雄
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2012/10/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 77回
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これからリーダーを目指す人、すでにリーダーである人、どんな人にもおすすめできる本です。
リーダー/メンバーの関係だけでなく、人と仕事をする上でとても役に立つことがたくさん書かれています。
どちらかと言うと、メンバーの心に訴えるリーダーシップを中心にかかれています。
ザ・ボディショップでのスピーチで女性社員が涙するシーンなど、ガラにもなく、目頭が熱くなるところが何箇所もありました。
こんな感じのリーダーシップを発揮できるといいなぁ、と目標にできる内容です。
私はkindle版で読みましたが、たくさんハイライトをしました。
その中でもインパクトの強かった3つの言葉を紹介します。
インパクトのあった3つの言葉
目頭熱くなる系ではありませんが、私の中でインパクトのあった3つの言葉をピックアップします。
野球でピッチャーとサード、どちらが偉いか考えても意味がないでしょう。
社長と社員、どちらが偉いかどうかではなく、役割の違いである、ということを言っています。
まさにそうだと思います。
組織の中で仕事をする上では、階層構造の中で仕事をしなければいけません。
一般的には、
階層構造の上にいる人を偉い人
と言っています。
ですが、
これは単に役割が違うだけで
偉いとか偉くない
ということではないと言っています。
ちょっと話はそれますが、
学生生活でも、学年がひとつ上なだけで、敬語を使わないというのはいまだに理解できません。
先人に敬意を示すということは理解はしますが、1年先に生まれたことで、なんで敬語を使い従うほどの価値があるのか、とずっと思っていました。
話を戻しますが、
要は、組織上の上下はあるにせよ、それは役割が違うだけである、と言っているのです。
組織の上に立つと、それが「偉い」ことであると思い、過剰に権力だけを振りかざす人がいますが、そうしてはいけない、ということなのです。
リーダーは、逃げてはいけない。
これもまさにそうですよね。
役割が上になればなるほど、プレッシャーや責任が大きくなり、そこから解放されたい気持ちになることもあります。
そこで逃げてしまってはダメなのです。
逃げてしまっては、そこで終わってしまいます。
逆に、逃げずに結果を出す人が、より大きな成果を出していくのです。
あきらめたら、おしまい。
私の場合、メンバーから「これ以上できません」という声があがってくることがよくあります。
そんなときは、
- 考えに考えぬいたのか
- 限界までやったのか
- これ以上の方法はないのか
と聞きます。
そして一緒に考えると、だいたい突破口が見えてきます。
まだまだ、検討の余地があるのです。諦めてはいけない余地があるのです。
諦めずに突き進めば、きっと突破口が開けます。むしろ、自分で切り開くのです。
もうだめだ、できない、と諦めてしまうとそこで止まってしまいます。絶対に前には進みません。そこで終わってしまうのです。
諦めなかった者にしか突破はできないのです。
ちょっと泥臭いかもしれませんが、とても大切なことだと思います。
私がモチベーション維持のために聞く曲のひとつに、“Geeeen”の“ビリーブ”という曲があります。
その歌詞の中に次のフレーズがあります。
僕にとっての後悔は 諦めた時
~~ 中略 ~~
別に特別な力があるわけじゃない
諦めないって決めただけ それを信じてんだ
- アーティスト: GReeeeN
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2015/02/25
- メディア: MP3 ダウンロード
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諦めるのは最後です。諦めたら最後です。
先が見えなく、暗闇の中にいると感じることもあるでしょう。
そんなときは、「明けない夜はない」という言葉を思い出してみてください。
vekitomo-0.hatenablog.jp
その他の言葉
印象に残ったその他の言葉を紹介します。
- 指示待ちの部下が増えます。部下が成長せず、自ら考えるようになってくれなければ、リーダーの仕事は減りません。結局、自分が困ることになるのです。
- 「上が決めたから」は絶対に言ってはいけない
- 大きな決断は、時に誰かを傷つけたり、困らせたりすることになります。恨みを買うこともある。しかし、それを恐れていては決断などとてもできないのです。
- 的外れな批判をされてしまうこともあるかもしれない。それもまたリーダーとしては、耐え抜かなければならないことです。リーダーは、「恨みに任ずる覚悟」を持つことが必要だと私は思っています。
- 短期的には不安も大きい。でも、長期的にはなんとかなる。
- 作者: 岩田松雄
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2012/10/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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