ビジネスに必要な3つの眼 ~視点・視野・視座
いきなりですが、この写真を見て、どこに目がいって、何が印象に残りましたか?
おそらく人それぞれ違うと思います。
同じ人でも、そのときの気分や時間によっても変わってくると思います。
また、何回か見るとフォーカスが当たる場所も変わってくると思います。
私はビジネスをする上で、
- 視点 - 視野 - 視座
というものを変えながら仕事をするクセがついています。
この「視点・視野・視座」を変えるというクセを身につけておくといいと思います。
これは、意識をするかしないかという側面が強いので、スキルというよりはクセだと思っています。
意識をしない限りはクセにならないものです。
最終的には意識せずに無意識下で実践できるレベル、つまりクセとなるくらいまで意識的に繰り返してください。
「視点・視野・視座」について、それぞれ個別の記事で説明しますが、今回はざっくりと紹介します。
視点とは
- 何の、どこを見ているか
例えば、
サッカーボールを見る
といっても、
- ボール全体を見る
- 黒い五角形のところを見る
- 白い六角形のところを見る
- 縫い目を見る といろいろあります。
そのどこを見るかは人によって違いますし、そのときの気分によっても変わります。
同じものを見ていても人によって
- 見ている箇所
- 見え方
が違います。
視野とは
- 見ている範囲
ひとつのボールを見ていたが、ちょっと引いてみてみると、実は他にもいくつものボールがあることがわかった。
木を見て、森を見ず。
一部分だけを見ているのか、全体を見ているのか、どちらかに偏りすぎてもダメです。
そのときに必要な視野にするよう、バランス感覚が大切です。
私は時間的な範囲も視野の範囲と考えています。
- 3日先、1週間先
- 3ヶ月先、半年先
- 1年先、3年先
目先だけ見ていてもダメですし、未来ばかりを妄想していてもダメなのです。
空間軸と時間軸で視野をコントロールします。
視座とは
- どの立場・どの場所から見るのか
同じサッカーボールを見るとしても、
- 観客としてスタンドから見る
- プレーヤーとしてグランドの中で見る
- フォワードは自分が打ったシュートがゴールに向かうのを見る
- キーパーは打たれたシュートが向かってくるのを見る
- 監督としてピッチサイドから見る
と、いろいろな立場・場所からの見方があります。
ビジネスでも、この視座の違いによって、いろんな人がいろんなことを言ってきます。
同じ社内でも、作業担当者の立場や上位マネジメントの立場で意見が異なりますし、お客さんからの立場からだと、さらに違う意見になります。
相手の視座に自分を擬似的に置くことで、相手の言っていることが理解できます。
また、様々な視座に自分を意図的におくことで、様々な観点からものを考えることができます。
最後にもう一度
もう一度、この絵を見てください。
今度は何が目に入り、何が印象に残りましたか?
視点・視野・視座を意識して、30秒ほど見てみてください。
いろんなものが見えてきて、いろんな気付きが見つかると思います。
視点・視野・視座関連の記事
ビジネスに必要な3つ眼について、何回かに分けて記事を書きますので、こちらにリンクを貼っていきます。
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