トラブルリカバリ日記-005 ~プロジェクトのキーパーソンを探そう
トラブルリカバリで最も重要なことのひとつは、「プロジェクトのキーパーソン」を探して見つけることです。
プロジェクトのメンバーを全員入れ替えることはもちろんなく、たいていのケースはほぼそのままのメンバー維持で継続していきます。
そのような中で誰をプロジェクトリカバリの中核にそえるかがポイントです。
これを探るのに3つのアプローチがあります。
【①自分でみつける】
ヒアリングや会話の中から自分でコアメンバーを見つけていきます。 これは、そのつもりでコミュニケーションを取っておかないと見つけられません。
【②プロジェクトメンバーからの評価】
メンバーとのヒアリングや会話を通して、核となるメンバーが浮かび上がってきます。これをピックアップしましょう。
【③お客さんからの評価】
当然、お客さんからの評価もキーとなります。
探り方はふたつあります。ひとつは直接評価をいってくれるケース、これは問題ないでしょう。もうひとつは、お客さんとの会話の中で何度も名前が上がってくる人です。
ただし、お客さんからの評価で気をつけなければいけないポイントがあります。それは、お客さんからみて「便利・都合のいい人」でないか、です。
お客さんの言うことを、「はい、はい」と聞くのが、必ずしもいいとは限らないからです。この見極めは重要かつ、難易度が高いです。
そして、このようなコアメンバーがこれまでなぜ埋もれていたのか、です。
パターンは2つです。
【①仕事の忙殺されすぎていた】
トラブルになればなるほど、コアとなるメンバーに仕事や問い合わせが集中してしまいます。 そして、ボトルネックとなってしまいプロジェクト全体視点でみるとボトルネックになってしまっているのです。
【②リーダーの影に隠れていた】
あまり発言をしない、控えめタイプに多いパターンです。 なので、これまでのリーダーの2番手、3番手にいて、目立たなかったケースです。
これはこれで発掘が難しいケースです。
このように、プロジェクトのキーパーソンを見つけることが重要です。
そして、何のために見つけるのか、それはこの先のリカバリを達成するためです。そのために、この先のコアとなるメンバーを見つけるのです。
トラブルリカバリ日記としてこちらに書きしたためています。
過去の記事はこちらからご参照ください。
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