考えるベクトル(方向)が大切 〜効率的にムダなくモレなく考える方法
仕事では、いかに考えるか、ということが重要です、当たり前ですが。
考え方、思考法という方法論にはロジカルシンキングやデザインシンキングなどいろいろとあります。
私は、思考法の切り口として、
思考のベクトル
というのをとても重要視しています。
思考のベクトルとは、考える方向、つまり何かの方向に沿って考えるということです。
簡単な例で説明します。
この図は、私が自己紹介のネタを洗い出すときに使う2軸(4象限)フレームワークです。
縦軸に、プライベートと仕事、横軸に過去と未来を設定しています。 この枠ごとに自己紹介のネタを洗い出します。
このときのポイントが考える方向です。
図の横軸を見ると左から右への矢印となっています。
『仕事の過去』を考える時には、自分が社会人になってからのことを年を追って思い出します。そうすると、順を追って思い出しやすくなります。 この思い出す流れ、順序を意識しないと思いつきで洗い出すこととなります。
方向はどちらでもいいです。今を起点に過去に遡っていってもいいです。
重要なのは、方向に沿って考える、ということです。
ここでは簡単な例で説明したので、当たり前と思うかもしれませんが、実際の仕事の場面ではなかなか実践できません。
業務の課題、組織の課題を洗い出そう、といっても、思いついたものから出していっていることがほとんどです。
これを、仕事のプロセス(流れ)に沿って課題を洗い出そう、というようにするのです。
実際にやってみるとわかりますが、とても効率の良い頭の使い方ができます。その瞬間瞬間で、考えるポイントが明確になっていますし、流れで考えるので、思考が分断されることなくつながっています。
つまり、効率的に考えることができて、結果、考慮漏れが少なくなります。
まずは、何かの場で意識的に取り組んでみてください。効果を実感できると思います。
思考法で役に立った本の紹介
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 | ||||
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ロジカル・シンキング (Best solution) | ||||
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世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく | ||||
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思考の整理学 (ちくま文庫) | ||||
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頭がよくなる「図解思考」の技術 | ||||
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