マクドナルドの競合は? ~視野・視座・視点を変えると競合も変わる~
マクドナルドの競合を洗い出してください
いきなりのお題です。考えてみてください。
さて、何が思いついたでしょうか?
モスバーガーなどといったハンバーガーショップがすぐに頭に思いついたのではないでしょうか。
私がイチ消費者としてマクドナルドを使うパターンは、大きく2つです。
ひとつは、コーヒーを買いに行くこと。もうひとつは、休日の家族でのランチです。
ひとつめの視点で考えてみます。
私がコーヒーをマクドナルドで買う理由は、コスパです。味と値段のバランスがいいからです。
さて、コーヒーを買いに行ったときにマクドナルドのレジが長蛇の列だったらどうするでしょう。近くにある、スタバ、タリーズといった店か、コンビニのコーヒーを検討します。
このような視点で考えると、競合は、
- スタバ
- タリーズ
- ドトール
- コンビニ
となると思います。
特に昼時のマクドナルドの行列はすごいので、コーヒー目的の人はそれを見ただけで別の店にいくでしょう。コンビニであれば、すぐですし。 こう考えると、行列によってコーヒー顧客の機会損失が生まれています。思いつきですが、コーヒー専用レジ、というのを作るのもアリかもしれません。
ふたつめの週末家族ランチの場合、競合はどこでしょう。
家族でランチを選ぶとき、
- 何を食べたいか
- いまいる場所の近くに何があるか
- いくらくらいにするのか
などといったことを考えると思います。
マクドナルドが候補に出るときに、比較検討として出てくるのは、
- ラーメン
- 牛丼
といった感じです。価格帯が同じくらいで、近辺にだいたいありそうな店です。
このように「競合」といっても、何を軸にするかで変わってくるのです。
視野・視座・視点を変えて競合を考えよう
さっきは消費者視点で考えましたが、これを店長や、エリア統括の立場にするとまた変わってきます。
当然、社長の立場ではもっと変わってくるでしょう。
マクドナルドの商品ごとの売り上げポートフォリオを考え、それごとに競合を考えているかもしれません。
むしろ、いろいろな視点で考えていると思います。
仕事をする上で、「視野・視座・視点」を変えることは大切です。ですが、「言うは易し」です。なかなかスムーズにはできません。
これはクセづくまでトレーニングすることが最短だと思います。別に、今回のネタのように仕事の場を離れて、休日に行ったお店や、買い物をしたお店の競合を考えてみることでもトレーニングになります。面白いと思います。
電車の吊り広告にもいろいろな会社のものがぶら下がっているので、トレーニングのネタに困ることはないでしょう。
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