コミュニケーションに必要な3つの『度』

仕事をする上でコミュニケーションはとても大切な要素です。

正しく伝える、正しく受け取る。これが失敗してしまうと仕事はうまくいきません。間違った成果を生み出してしまうこともあります。

また、組織が大きくなればなるほど、コミュニケーションの重要性が増してきます。

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コミュニケーションに3つのポイントがあります。

『鮮度』
『濃度』
『精度』

3つについて、それぞれ説明しましょう。

鮮度

鮮度とは、情報がいかに速く伝わるか、です。発信元から受信するひとに1週間で伝わるのか、1日で伝わるのか。
必ずしも速ければ速い方がいいというわけではありませんが、速く伝えるべき情報は速く伝えなければいけません。

午前中に伝えるのと、その日の夜に伝えるのでは半日以上の差がうまれます。さらに翌日の午前中ともなれば1日の差となります。

濃度

情報は伝言ゲームが進むに連れて、情報量が削ぎ落とされていきます。つまり情報濃度が薄まっていきます。

ただ、これはコミュニケーションのベクトルによって薄まる理由がことなります。

組織の上から下へのコミュニケーションでは、不要な情報が意図的に落とされるパターンと、人を介すことによって落ちてしまうパターンがあります。

逆に、下から上へのコミュニケーションでは、都合の悪い情報が意図的に落とされていきます。つまり、役職が上になればなるほど、悪い情報はあがってこないということです。

上から下へのコミュニケーションでは、情報が落ちないように気をつけないといけません。一方で、自分が上の立場になったときは、下からの情報は不都合な情報が削ぎ落とされている、と理解した上でコミュニケーションを取る必要があります。なので、その削ぎ落とされた情報をいかに拾い上げるかが、正しい判断をするためには必要となります。 都合の悪い情報がなく、なんとなくいい報告を聞いて、それが正しいと思って判断をしてしまっては進むべき道を誤ってしまいます。

精度

言わずもがな、情報は正しく伝えないといけません。 間違ったものを伝えた、間違って伝わってしまったときは、チーム全体の間違った動きにつながります。

組織が大きいときは、特にその影響は計り知れません。数百人、数千人が間違った情報で動いてしまうのです。

自分が発信する情報については、正しく発信できているか、という目でチェックした方がよいでしょう。

絵にするとこんな感じです。

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