コンフリクト(対立)はプロ意識から発生するもの
今週、2日間の社内のマネジメント系研修を受けているのですが、そのメニューの中で社内のいくつかの他部門の人の話を聞く機会がありました。例えば、Legalとかそういったところの人たちの話です。
普段、社内の他部門の人と接するときは、何かしらのビジネス関連で接することがほとんどで、純粋に他部門の人たちの話を聞くことはあまりありません。
そして、それらの話を聞いていて思ったのは、当たり前ですが、それぞれの人が自分の仕事に責任を持って自分の仕事をしている、ということです。
つまり何かというと、どこの会社や部門でも同じだと思うのですが、社内であっても部門や役割が異なるとコンフリクト(対立)が発生します。
例えば、製造部門と品質検査部門や、営業と開発部門など。
お互いに文句を言い合い『あいつら分かってない』ということもあります。
ですが、突き詰めれば、それぞれが自分の仕事に責任を持っているからこそ、このようなコンフリクト(対立)が発生するのではないか、と思いました。 ほとんどの場合、それぞれの立場で主張していることは、それぞれの観点で正しいことを言っているのです。 逆に、極端な話、自分の仕事に責任を持たずにやると、特に主張を通す必要もなく、簡単に譲ってしまうのでコンフリクトはおきないと思います。
つまり、コンフリクトの源泉はプロ意識なのではないか。
ということは、そのお互いのプロ意識を同じベクトルに向ければいいのではないでしょうか?
どちらも同じ会社の人間であれば、広義には目的は同じはずです。
お互いの意見を尊重しつつ、ビジネスとしての共通の目的を共有することでコンフリクトを解消する糸口が見えるのではないか。
すべてのコンフリクトがこのようなアプローチで片付けられるとは思いませんが、解消のための方法のひとつとして持っておくといいと思いました。
ザ・ゴール2 思考プロセス
この記事を書いていて、昔読んだザ・ゴール2を思い出しました。
たしか、コンフリクトを解消するアプローチが書いてあったな、と。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 16人 クリック: 148回
- この商品を含むブログ (149件) を見る
本棚から引っ張り出してみたところ、
現状問題構造ツリー
雲(対立解消図)
未来問題構造ツリー
前提条件ツリー
移行ツリー
などのアプローチが書いてありました。昔読んだときはイマイチしっくりこず、使いづらそうだなぁ、と思ってそのままお蔵入りした記憶がうっすらあります。
いま読めば新しい発見があるかもしれないので、時間ができたときに読んでみようと思いました。