デリゲーションでリーダーの仕事を減らしつつ、メンバーを育てる
今回はデリゲーションについてです。
デリゲーションとは、私の仕事環境では割りと使われる言葉で、日本語では「委任」とか「権限委譲」という意味です。
7つの習慣では、次のように書かれています。
このような目標達成には、二つしか方法はない。自分でやるか、他の誰かにその仕事をまかせるかだ。他の人に任せることをデレゲーションと言う。
リーダー、特に大きなチーム/組織を率いるリーダーであればあるほど『デリゲーション』をうまく活用しなければいけません。
私が考えるデリゲーションの目的は2つあります。
①リーダー自身の仕事量を減らす
メンバーに仕事や権限を移管するので自分の仕事が減ります。大きな組織を率いるほど、リーダーの仕事を自分の配下に移管しないと、いくら時間があっても自分の仕事はおわりません。
②メンバーを育てる
デリゲーションとは、本来はリーダーの仕事をメンバーへ移管することです。
つまり、メンバーからすると自分の上のレベルの仕事をすることになります。 リーダーの仕事をさせることで、メンバーの育成をすることができるのです。
育成目的でデリゲーションをしたりします。
メンバーが育たないと、リーダーは自分自身の次のステップアップの仕事にシフトしていけません。
いつまでたっても、「俺がいないとこのチームはダメだ」とならないようにしておきましょう。
モンキーの話とはちょっと違う
部下のモンキー(仕事)はリーダーは背負うな、という話がありますが、それとはちょっと違います。
モンキーは、メンバーの仕事をリーダーが背負わずにメンバーにやらせることです。
デリゲーションは、リーダーの仕事をメンバーにやらせることです。
ベクトルが逆なのです。
「育成」という目で部下に仕事を振ってみてください。