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スキル評価のマトリクスからチームのスキル育成戦略を考える

チームメンバーのスキルとタスクを可視化して、タスクのアサインを検討するアプローチの記事を書きました。↓

vekitomo-0.hatenablog.jp

今回は、これから派生して、チームのスキル育成を考えるアプローチについて書いてみたいと思います。

まずは、前回につかったスキル評価をそのまま使ってみます。

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このマトリクスでは、右上にあるエリアは総合スキルが高く、逆に左下は総合スキルが低いということを示しています。

ですが、単純に全員が右上に行けばいいというものではありません。もちろん右上に固まればいいですが、それには時間がかかってしまいます。

そこで、ここでも前回と同様にスキルエリアをSegment分けして考えていきましょう。 f:id:vekitomo-0:20160602201537j:plain

Segment-1 ハイスキルエリア

ここはIT的なスキルも高く、業務スキルも高いエリアで、割りとなんでもできる人達です。
ここに位置する人は経験豊富な人が多く、すなわち、年次・年齡も応じて高くなってきます。

現実的に、チーム全員がこのエリアになることは不可能です。ただし、少人数のチームは除きます。

不可能な理由は以下です。

  • 複数のスキルを向上するには時間がかかる
  • 普通のチームは、若手からベテランまでで構成されるため、Segment-1に固まることはない
  • Segment-1にいるメンバーは、次のキャリアステップへと進むため、この位置に長くとどまることはない

3つ目についてちょっと補足すると、このSegment-1にいるメンバーは、年次もスキルもそこそこになっているため、次期のマネジメント候補になり得る人です。
リーダーである自分の後任候補でもありますし、他のチームのリーダー候補でもあります。

すなわち、Segment-1に人がたまりすぎていると、そういった次のキャリアへのシフトが進んでいないことを意味するわけでもあります。

Segment-2,3 ひとつのスキルが長けている

新人から中堅にかけてのメンバーが位置するエリアです。
どちらのスキルに偏るかは、新人からやってきた仕事に依存します。

ここにいるメンバーは、長けてない方のスキルエリアをつけさせるためのアサインを検討した方がいいでしょう。そうすることで、右上のSegment-1へとシフトさせるのです。

本人の意向なども確認しながら、次の仕事をアサインしていくといいと思います。
というのも、自分はずっと技術職、現場でやっていきたいのだ、という人もいるからです。

Segment-4 新人が位置するエリアだが・・・

ここのSegmentは、基本的には、新人が位置するエリアです。 これから数年をかけて、どちらかのスキルを伸ばしていきます。IT業界では一般的にITスキルを最初に習得させていきます。
ただ、ITスキルを身に付けながらも、業務スキルを身に付けて右上に斜めに成長していく若手もいます。

自分が若手であれば、Segment-4 → 2 or 3 → Segment-1と経由するのではなく、4から1へと斜めに進む努力をしていきましょう。

最後に、このエリアについて補足します。
若手~中堅くらいまでだとこのエリアにいても許容されますが、中堅以上のクラスでこのエリアに留まっているメンバーは、ちょっと厳しい評価となります。

その他の評価軸

今回は、ITスキルと業務スキルという2つの観点で評価しましたが、他にも評価軸はあります。 ざっと思いつくものを箇条書きしてみます。

  • 年次とスキル
  • マネージメントスキルとコミュニケーションスキル
  • マネージメントスキルと英語スキル

このような感じで、自分のチームの仕事の特性や、評価したいことに合わせて軸を決めるのです。 複数のマトリクスを作って、それを眺めているだけでも示唆を得ることもあります。

お試しでもやってみて下さい。

書籍も好調です

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