なぜ牛乳はスーパーの奥の方に置かれているのか?
いま、『なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学』という本を読んでいます。小売業の売り側、特に店舗の視点から、顧客の購買パターンなどを分析している本です。
2年位前に社内研修を受けたときに紹介された本で、全然読まずに放置していたものを最近読み始めました。
なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: パコ・アンダーヒル,鈴木主税,福井昌子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/03/06
- メディア: 文庫
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まだ途中なのですが、その中で、
牛乳はスーパーの奥の方に置くべし
というのがありました。
その理由は、
客のほとんどは牛乳を買う。つまり、牛乳を店の奥においておけば、必ずそこまで足を運ぶ。そうすると、店の中にある商品が購入される確率があがる
からです。
なるほどね、と。たしかにそうだな、と思いました。
この本は、人間の物理的な構造、たとえば、手は2本しかない、とか、目は顔の正面についている、とか、あとは、精神的な傾向などから売り手はどのように店の中を配置すればよいか、などが書かれています。
まだ、途中ですが、とてもおもしろいです。
小売の仕事をしていない私ですが、普段の仕事にも役に立ちそうな視点がたくさん散りばめられていると思います。
ちなみに、私は、
「仕事帰りに牛乳を買ってきて」
と嫁から頼まれることがあります。
最寄駅にあるスーパーも、同じように奥の方に牛乳が置かれています。
ですが、その手前、レジの前辺りにビール売り場があります。
そして、だいたいそのトラップに引っかかります。そして、ビールを手に取り、牛乳を買うのを忘れてしまいます。。。
それもそれで、スーパーの作戦にはまってるのかな、と思いました。