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仕事の速さには3つの要素がある ~個人の速さ・チームの速さ・段取りによる速さ

仕事の速さ(生産性)とは

システム開発の世界では、「生産性」という言葉で仕事の速さを表します。
わりと一般的な言葉だとは思いますが、どこまで一般的かわからないので、ここでは「仕事の速さ」という表現で生産性について語ります。

「仕事の速さ」とは、単位時間あたりにこなすことができる仕事量で表せます。 1時間、1日、1ヶ月といった単位で、どれくらいの仕事ができるかです。

仕事量を測る単位としては、システムのプログラムであれば開発できるステップ数(ざっくりいうとプログラムの行数)や、営業であれば顧客訪問の回数、もしくは契約獲得の数などがあります。

  • より多くの仕事ができるということを、仕事が速い
  • 多くの仕事ができないことを、仕事が遅い

といいます。
ここまでは普通ですね。

私はこれに、「仕事の質」も含めて考えています。

簡単な仕事を多くこなすことと、難しい仕事を多くこなすこと、同じ成果ではないですよね。

さらに、「コスト単価」も含めて考えています。

役職がついているシニアな人と、新人ホヤホヤの人が同じ仕事を同じだけこなしたとしたら、それは同じ価値ではないですよね。

これらを総合すると、

  • 時間
  • コスト

この4つのバランスで「仕事の速さ」を考えることができます。

より少ない時間・コストで、より難易度の高い成果を多く産み出すことが最も価値があります。

図にするとこんな感じです。 f:id:vekitomo-0:20150908000144j:plain


仕事の速さの構成要素を分解してみる

では、仕事の速さは何に左右されるでしょう。

わたしは、仕事の速さは、大きく分解すると次の3つの要素から構成されると考えています。

  • 個人個人の速さ
  • チームとしての速さ
  • 段取り・仕組みによる速さ

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それぞれの仕事の速さのテクニックは、今後、紹介していきます。
今回は、ざっとそれぞれのキーワードを書いておきます。


個人の仕事の速さ

まず、誰もが取り組まなければならないことは、自分自身の仕事を速くすることです。

個人の仕事の速さは次のようなものに依存します。

  • もっている業務スキル、ITスキル
  • ロジカルシンキングなどのビジネススキル
  • 手の速さ、頭の速さで生産性が向上
  • 手の速さは、物理的速さで各種ショートカットキーの習得など
  • 頭の速さは、ロジカルシンキングなどの普段のトレーニングにより向上させる
  • 個人個人の努力により向上させる生産性


チームの仕事の速さ

チームの仕事を速くすることがリーダーの仕事のひとつです。
チームの仕事を速くする観点はこちらです。

  • スキルに応じたタスクのアサインを行うことでチーム内の最適化を行う
  • チーム内の優秀なメンバーに、肝となるタスクをアサインする
  • TOC理論*1を適用し、チームとして最大限のスループットが得られるようにする
  • ボトルネックを見極め、ボトルネックに対するアクションを取る
  • 優秀なメンバーを集めることもチームの仕事を速くする重要な要素である


段取り・仕組みによる仕事の速さ

こちらの記事で紹介したように、仕事は段取りが命です。 vekitomo-0.hatenablog.jp

戦略なくして、むやみに仕事に飛び込むのはやめましょう。

  • ゴールへの最短距離を考え、作業の順序を決定する
  • ツールなどを導入し、単純作業を自動化する
  • 開発メソドロジーは集団作業の品質と生産性を向上させる仕組みである
  • すぐに手を動かすのではなく、まずは、考えて、戦略を持ってから動くこと
  • 個人としてもチームとしても取り組むべきエリアである


まとめ

今回紹介した3つの仕事の速さを究極に具現化しているのが、F1のタイヤ交換です。

  • 個人個人が自分の仕事を速くする
  • チームとして仕事を速くする
  • 作業の段取りによって仕事を速くする

これらの仕事を速くするテクニックはたくさんあるので、これから徐々に紹介していきます。

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後日追記

個人の速さ、チームの速さをあげるポイントについて記事を書きました。

vekitomo-0.hatenablog.jp

vekitomo-0.hatenablog.jp

*1:Theory of Constraint(制約条件の理論):エイリヤフ・ゴールドラッドがザ・ゴールで提唱した理論。まだ「ザ・ゴール」を読んでいない人は読んだ方がいいです。ビジネス必読書です。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

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