2日間の不在で溜まったのはメールだけで仕事は溜まってなかった ~リーダーの理想の姿
先週、社内のマネジメント系研修で2日間ほどプロジェクト現場を不在としてました。
3日ぶりに現場に戻ったところ、メールは600通くらいたまってましたけど、仕事はまったくたまってませんでした。
(ちなみに、メールはピーク時には1日500通くらいだったので、これもだいぶ落ち着いてきてます。)
この仕事が溜まってなかった、というのはリーダーの目指すべき姿だと思っています。
ポイントは2点です。
①不在となる前日までにやっておくこと
前日までに、やばそうなことは事前に引き継いでおきましょう。ある程度、予想がつくものの場合は、判断基準やオプション案も事前に指示しておくのもひとつです。
例えば、
『あの件について、あの人が~~~と言ってくる可能性があるから、それは~~~としておいて。』
などです。(バクっとした例ですが。)
こうしておくことで、配下のリーダーやメンバーは、そういったことになったときに、その通りに動くことができます。
②配下リーダー/メンバーが自分で判断するようにしておく
これは中期的な話です。育成に絡みます。
自分のチームのリーダー/メンバーのそれぞれが自分で判断できるようにしておくことです。
それには、普段から自分の判断基準を仕事を通じて伝えていたり、自分で判断させる訓練をしておくことが大切です。
それなくして、いきなり自分で判断することはできません。かつ、時間も少しかかります。
私の持論は、
『リーダーの究極の姿は暇であること』
です。
この2日間については、これを体現できたと思いました。
リーダーがいないと現場が回らない、という状況はリーダーが必要とされているようで、実は間違っています。
リーダーは、チームが自立するように育て上げ、自分は次のステージに進まないといけません。
つまり、暇になっても次のステージが待っているので、結局のところ暇にはなりません。
とはいえ、今のポジションでは暇になることを目指しましょう。