働き方改革?ワークライフバランス? 仕事はOnとOffが大切だと思う

ここ近年、『働き方改革』とか『ワークライフバランス』とかいった言葉がたくさん飛び交っています。

個人的な感想をいうと、これらについてあまり興味はありません。

なぜなら、これらの『働き方改革』とか『ワークライフバランス』といったものから出てくる主なキーワードが『残業時間短縮』だからです。

私は平日に遅くまで仕事をするのが苦ではないです。逆に、平日に早く家に帰ったところで対して有意義なことができるわけではないと思っています。 ですので、平日はみっちりと仕事をして、同じ1ヶ月、1年を過ごすならば成長できる環境にいたいと思っています。

昔、楽なプロジェクトにいたことがあって、そのときは同年代が同じ時間で自分よりも成長していっている、という焦燥感にかられたこともありました。

でも、休日に仕事をするのは大っ嫌いです。立場上やらざるを得ないときは休日に仕事をしますが、基本的に、自分の仕事を休日に持ち越すことはありません。

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私の中では、平日は「On」で休日が「Off」として考えています。

OnとOffの時間バランスではなく、気持ちのバランスを取ることが大切だと思っています。

国や会社といったマクロ視点でルールなどで制約コントロールするのは理解していますが、個人の視点に立ったときには、自分が納得できるバランスを持つべきだと思っています。

ただ、闇雲に仕事を長くやってもいいとは思っていません。ちゃっちゃと早くやった上での話です。

定時上がりに、ということはあまり個人的興味はありませんが、仕事を片付けていく、という意味でこちらの本もオススメです。

働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社

小室 淑恵 毎日新聞出版 2018-03-17
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観察眼が仕事を左右する

「人のフリ見て、我がフリ直せ」というのは有名な言葉です。

より成果を出している人の共通点のひとつに『観察眼』があると思います。

『観察眼』にはいろいろな『観察眼』があります。

先ほどの言葉のように、人の失敗やネガティブな面を自分の反省として活かすこと。

それだけではなく、自分が何かを発言したり、行動したりしたときの相手の反応を観察すること。または、端から見ていて、自分のメンバーの行動を観察すること。

などなど、観察する観点、タイミング、機会は無限にあります。

観察することで、自分の成長にも繋がるのは当然ですが、効果的、効率的な仕事をするのにも多分に役立ちます。

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私自身、「よく見ているね」と言われることが多いですが、キリのない世界なので、日々精進、新たな観察観点を模索しながら仕事をしています。

ひと昔前ですが、サッカーの中村俊輔の『察知力』という本も『観察眼』的に役に立ちましたので紹介します。

察知力 (幻冬舎新書)

中村 俊輔 幻冬舎 2008-05-01
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マーケットで通用するスキルを身につけよう?

f:id:vekitomo-0:20180918220346j:plain自分がやってきた仕事、身についたスキル、それぞれあると思いますが、それを社外にきちんと説明できるでしょうか。

社内では説明できると思います。

それが社外に向けたときに、一般化した、汎化した言葉で説明できなければいけません。

自分が属している組織内であれば、こんな仕事をしてきた、あんな仕事をしてきた、といった表現で自分の経験値を語ることができます。

ですが、社外に、つまり、マーケットに出た時に語れる言葉でしょうか。

自分がマーケットに出たときに客観的に説明できるか、これがポイントです。

別に転職をするかしないか、それに関わらず必要だと思っています。

経験でなく、スキルで語る。

そのためには、自分自身の専門エリアのスキルを体系だって理解していないとダメです。つまり、KKD(感と経験と度胸)の我流の世界ではダメなのです。

その意識づけが、自分を高めることとなると思っています。

参考図書

最近、転職をテーマにした本が売れています。

何かと意識づけの役に立つと思います。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

北野 唯我 ダイヤモンド社 2018-06-21
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マクドナルドの競合は? ~視野・視座・視点を変えると競合も変わる~

マクドナルドの競合を洗い出してください



いきなりのお題です。考えてみてください。



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さて、何が思いついたでしょうか?



モスバーガーなどといったハンバーガーショップがすぐに頭に思いついたのではないでしょうか。

私がイチ消費者としてマクドナルドを使うパターンは、大きく2つです。

ひとつは、コーヒーを買いに行くこと。もうひとつは、休日の家族でのランチです。

ひとつめの視点で考えてみます。

私がコーヒーをマクドナルドで買う理由は、コスパです。味と値段のバランスがいいからです。

さて、コーヒーを買いに行ったときにマクドナルドのレジが長蛇の列だったらどうするでしょう。近くにある、スタバ、タリーズといった店か、コンビニのコーヒーを検討します。

このような視点で考えると、競合は、

  • スタバ
  • タリーズ
  • ドトール
  • コンビニ

となると思います。

特に昼時のマクドナルドの行列はすごいので、コーヒー目的の人はそれを見ただけで別の店にいくでしょう。コンビニであれば、すぐですし。 こう考えると、行列によってコーヒー顧客の機会損失が生まれています。思いつきですが、コーヒー専用レジ、というのを作るのもアリかもしれません。

ふたつめの週末家族ランチの場合、競合はどこでしょう。
家族でランチを選ぶとき、

  • 何を食べたいか
  • いまいる場所の近くに何があるか
  • いくらくらいにするのか

などといったことを考えると思います。

マクドナルドが候補に出るときに、比較検討として出てくるのは、

  • ラーメン
  • 牛丼

といった感じです。価格帯が同じくらいで、近辺にだいたいありそうな店です。

このように「競合」といっても、何を軸にするかで変わってくるのです。

視野・視座・視点を変えて競合を考えよう

さっきは消費者視点で考えましたが、これを店長や、エリア統括の立場にするとまた変わってきます。 当然、社長の立場ではもっと変わってくるでしょう。
マクドナルドの商品ごとの売り上げポートフォリオを考え、それごとに競合を考えているかもしれません。 むしろ、いろいろな視点で考えていると思います。

仕事をする上で、「視野・視座・視点」を変えることは大切です。ですが、「言うは易し」です。なかなかスムーズにはできません。

これはクセづくまでトレーニングすることが最短だと思います。別に、今回のネタのように仕事の場を離れて、休日に行ったお店や、買い物をしたお店の競合を考えてみることでもトレーニングになります。面白いと思います。
電車の吊り広告にもいろいろな会社のものがぶら下がっているので、トレーニングのネタに困ることはないでしょう。

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マーケティングおすすめ図書

競合を考えるのはマーケティング思想です。 とっつきにくい、と思うジャンルかと思います。 私が読んでよかった本を紹介します。

新人OL、つぶれかけの会社をまかされる (青春新書PLAYBOOKS)

佐藤義典 青春出版社 2010-09-29
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わかりやすいマーケティング戦略 新版 (有斐閣アルマ)

沼上 幹 有斐閣 2008-04-04
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ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

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USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

森岡 毅 KADOKAWA/角川書店 2016-04-23
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福岡出張でお手軽に美味しいラーメンを食べられるところ

仕事で出張にいったら、その土地の美味しいものを食べたいですよね。せっかくなので。

でも、事前に調べないとわからないですし、現地での時間も限られているので、ちょっと離れた場所だったりするといけないですね。

そして、 やっぱり福岡にいったなら、『とんこつラーメン』は食したいですよね。

福岡に日帰り出張ともなると、福岡空港〜博多駅から離れてまでラーメンを食べに行く時間はなかなかありません。

そこで調査して見つたのが「めん街道」@博多駅です。

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博多駅の2Fにラーメン店が10店舗くらい集まっているのです。

www.jrhakatacity.com

昼に博多について、昼ごはんにShin-Shinで食し、仕事が終わって、福岡空港に行く前に晩御飯として二郎でラーメンを食べました。

地元には、美味しいラーメン屋さんがたくさんあると思いますし、有名なお店でも、このような駅ビルに入っている店舗が最高であるとは限らないですが、 やはり土地勘の薄い町で、限られた時間で美味しいものを食べるのは難しいです。

でも、 このラーメン街道は博多駅にあるで新幹線でも飛行機でもお手軽に立ち寄れて便利です。

時間的コスパはいいのではないでしょうか。

PDCAを回せない2つの理由

PDCAを回しましょう、ということは社会人になって早々に多くの人が言われることです。
仕事のいろはの「い」です。

では、そのPDCAを回せてるでしょうか。 PDCA、PDCAとは口では言いつつもきちんとPDCAを回せてる人は実はほとんどいません。 PDCAをきちんと回せている人に、私はあまり出会ったことがありません。

その理由は2つあると思ってます。

理由① 自分の思いなく仕事を進めている

自分はこの仕事を、こういう方針で、こういう作戦で、このようにやっていきたい、 という自分なりの思いがないと振り返りができません。

たとえ、指示された単純作業であったとしても、今回はこういうやり方をしてみよう、こういう工夫をしてみよう、と自分なりの思い、作戦を持ちます。

それが「P」と「D」にあたります。

そして、それを実践した結果でうまくいかなかったところのGAPを振り返るのです。

なんの思いも作戦も持たない仕事を振り返っても反省点が明確になりません。

理由② PDCAは回すものではない

一般的にPDCAはこの図のようにサークルで書かれています。 f:id:vekitomo-0:20180910223535p:plain

ということもあり、PDCAを回す、という言われ方がしているのだろうと思います。

私は、PDCAをマトリクスで考えています。

なぜなら、Checkすべき反省点はPlanとDoに対してだからです。

Planは、方針・作戦。Doは、その実施方法です。 一般的なPDCAの考え方だと、Planして、それをDoして振り返るです。ですが、私は、PlanとDoに対して振り返るべきだと考えています。

そうすると、この図のようなイメージになるのです。

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これについては、東洋経済オンラインにも寄稿してるので、お読みいただければと。

自分がこうしたい というのを持つ。 それがないと反省できない。そこがGAP

余談ですが、「A」はActionですが、私はAdjustと捉えた方がやりやすいと思っています。 最初に思っていたPとDをAdjustする、といった感覚でやっています。

PとDをCheckした結果で、最初のPとDに調整(Adjust)をかけるイメージだからです。

PDCAは別に反省だけではない

PDCAはうまくいかなかったことの反省だけではありません。 うまくいったことでも、もっといい方法はないか、と振り返ることでより成長していきます。

そのためにも自分の思いを持って仕事に取り組むことです。

PDCAの本はたくさん出ています。 参考になった本を3冊ほど紹介します。 書評は特にしませんので、内容についてはリンク先の評価コメントを参考にしてください。

図解 鬼速PDCA

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孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術

三木 雄信 ダイヤモンド社 2017-02-10
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PDCAプロフェッショナル―トヨタの現場×マッキンゼーの企画=最強の実践力

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仕事環境を最適にしよう 〜アイテムは自分なりのこだわりで〜

仕事環境を快適にした方がいいのは言わずもがなです。 そのこだわりで、ちょっとした違いがかなり便利になることがあります。

こだわるポイントとかはひとそれぞれ違うと思いますが、自分なりのこだわりを持つといいと思います。

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今回は、私のアイテムをいくつか紹介したいと思います。

カバンはバックパックスタイルで

バックパックスタイルと書きましたが、ベタベタに言うとリュックです。 私は今では基本、リュックです。

職場環境が許されるなら、都会の通勤ではかなりおススメです。

私が使っているのは「NEOPRO」という「エンドー鞄」というメーカーが作っているものです。 リュックを探していくつかお店を見ていた中で気に入ったものです。

エンドー鞄 NEOPRO COMMUTE LIGHT ネオプロ コミュート ライト ビジネス リュックサック バックパック キャリーオン ブラック 2-762
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気に入ったポイントは、

  • いざというときに、横向きの手持ち鞄にできるベルトがついていること
  • 雨でも水が浸み込みにくい素材でできていること
  • バックの中の素材がオレンジなので、中のモノを探しやすいこと
  • スーツケースの手持ちバーに引っ掛けられるベルトがついていること

などです。使って半年ですが、なかなか使い勝手がいいです。

もちろんばパーフェクトではないです。「もうちょっと」かな、という点は、サイズが適正サイズすぎるところですかね。 たまにですが、ちょっとモノが多くなったときに、容量が小さい感があります。 ただ、PCは普通にいれても大丈夫なサイズなので、あまり困ることはありません。

もう少し具体的には、こちらに書いております。

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バッグインバッグ

このリュックにバッグインバッグを使っています。バッグインバッグは、ずっと使っていて便利でしたが、以前はトートバッグも使っていたので、横向きのバッグインバッグでした。 このリュックでも少し使っていましたが、さすがに横向きだと鞄のなかでモノが落ちたりするので、縦向きのものに変えました。 当たり前ですが、リュックには縦向きの方がよかったです。

これがあれば、鞄の中のモノがきれいに収納できて、鞄を変えた時にもこれごと入れ替えればいいので、 社員証を忘れたとか、会社携帯を忘れたとかいうことがなくなります。

リヒトラブ バッグインバッグ A7554-4 橙 A4
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リヒトラブ バッグインバッグ スマートフィット アクタクト A4タテ ネイビー A7683-11
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ロジクールのワイヤレスアイテム

メインで使っているPCはノートPCですが、オフィスでは、マウスを使ったり、キーボードを使ったりしています。 それぞれのアイテムはワイヤレスです。

いろいろ調べて、使いやすさとかコスパを考えて、マウスとキーボードはこちらのロジクールのものを使ってます。

LOGICOOL ワイヤレストラックボール SW-M570
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ロジクール ワイヤレスキーボード[2.4GHz USB・Win/Chrome] ワイヤレスキーボード (108キー・ブラック) K275
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それぞれ、単品では特に不満もなく使っていますが、 結果的に、便利だと思ったのは、Unifyingレシーバーという方式で、ワイヤレスのUSB受信機をひとつだけノートPCにつけておけば、複数のアイテムをつなぐことができる点です。 これは、便利です、本当に。細かいことはこちらをご参照ください。

ロジクール Unifyingレシーバー

ノートは方眼タイプ

私、ノートは絶対に方眼タイプです。 それについてはこちらに書いてますので、ご参照ください。

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充電器 兼 アダプタ

もともとはガラケー派でしたが、ガラケーが壊れてしまい、今は泣く泣くスマホを使っています。 また、会社の携帯もスマホになっています。

このご時世、スマホの流れは強烈で、その流れに対する抵抗も限界で負けてしまいました。

ということで、出張とか外出とかしたときに、それらのバッテーリーが切れてしまうことがあります。 残念ながら、そうなってしまうと、不便きわまりありません。

その対策として、充電器 件 アダプタです。

Anker PowerCore Fusion 5000 (5000mAh モバイルバッテリー搭載 USB急速充電器) 【PowerIQ搭載/折畳式プラグ搭載】 iPhone、iPad、Android各種対応(ブラック)
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これは便利で、電源がありば普通にアダプタ電源として使えて、そうでないときは、充電器として使うことができます。

一個もっておくと、いろいろな場面で使えて便利です。

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こだわりのアイテムに少し値がはったとしても・・・

これいいな、と思ったものがちょっと高かったりすることもあります。特に、デザイン的に気に入ったものは値がはってしまいます。
べらぼうに高かったら別問題ですが、数千円レベルであれば、こだわりのもの、気に入ったものを買ったほうがいいと思っています。

普段、特に積極的に行きたくもない飲みに誘われて言って、数千円を払うこともあると思います。
それを一回やめてしまえば買えるのです。大抵のものは。

やっぱり、自分のこだわりのもの、気に入ったものは愛着が湧いてきます。そういった意味でもこだわりにこだわること、おすすめします。

その他のこだわりアイテム

こだわりアイテムを書いていけばキリがないので、今回はこれくらいにて。 他のこだわりアイテムは過去ブログにいくつか書いていますので、リンク紹介しておきます。

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会議に参加するとき、参加の仕方次第で成長するかしないかが変わる

会議におけるビジネススキルといえば、一般的にはファシリテーションとか、ブレストや議事録の取り方などが語られます。

ですが、ほとんどの人が参加する会議は自分がリードすることよりも、イチ参加者として参加することの方が圧倒的に多いです。 今回は、会議の参加の仕方について書いてみたいと思います。

特に、若手から中堅にかけての人がこの点を意識しておくことで成長のスピードが加速すると思います。

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自分の上位者の発言を自分でシミュレーションする

上司や先輩といった人と会議に一緒に出ることは多くあると思います。 そのとき、会議で同席する立場であったとしても、自分ならこう話す、こう説明する、ということを考えるようにします。

提案、進捗報告、トラブル報告など、いろいろな場面があると思います。そのときに自分であれば何と言うか、まず自分で考えます。

そして、多くの場合、GAPが生じます。自分ならこのように話をする、と思ったことと違うことを上司や先輩が言ったりします。

それ自体は問題ではありません。

大切なことは、その違いの理由を考えるのです。

持っている情報量の違い 考え方、価値観の違い 視点、視野の違い

さまざまあると思います。 何が違うから、口にするコメントが違うのか、ということを理解することが大切です。

この訓練を積んでおけば、いざ自分がその立場になったときに戸惑うことが少なくなります。 また、自分には持ち合わせていない視点などに気づいたりもします。

相手の発言を採点する

例えば、お客さんとの打ち合わせとか、社内でも違う部門の人との打ち合わせなど、どちらかというと、こちらと「あちら」という打ち合わせの場合。

相手が何を言ったか、その発言を採点するようにします。採点といっても、点数でなくて、○・△・×といった程度でいいです。

相手が、こちらに対して攻撃的な場合、

言っていることは妥当なのか
的を得ているのか
感情論だけでないか

などといった観点で採点します。

こうすると、自分ならこのように言うのに、といったベンチマークができます。 また、相手の発言のレベルがわかれば、例えば、理不尽なことを言われたとしても「この人ならしょうがないな」と割り切ってしまうこともできます。

会議は格好の学びの場

このように、会議の場は、とても貴重な学びの場です。 自分が上司・先輩に悩みを相談したり、グチを言ったりしたときの対応も、「なるほど、こういう風に対応するのか」といった学びになり、自分のオプションのひとつに加えることができます。

単に聞くだけ、議事録を取るだけ、といった気持ちで会議に参加するのはもったいないです。せっかくの貴重な時間を自分への学びの場にしていきましょう。

ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ

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ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49

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『教える』ことは自分の成長につながる 〜中堅以上になったら『教える』べき

若いうちは、自分が学ぶことの方が大切ですが、自分に後輩ができはじめたら『教える』ということをした方がいいです。
それも、できればラフな雑談ベースではなく、きちんと教える形態の方がいいです。

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なぜなら、きちんと教えるならば、自分がきちんと調べて整理しないといけないからです。

私自身、数年前、自分のチーム育成のために毎日朝会で3か月くらいかけてスキルレクチャーをしました。 その時に、
- 間違ったことは教えてはいけない
- 客観的に説明しないといけない
と思い、改めていろいろなことを調べ直しました。

これまで本で読んだり、研修で学んで実践していたことも人に『教える』となると、きちんと調べないといけません。

もちろん肌感覚でやっていたこともありましたが、 それらも改めて整理することで学びの振り返りになりました。

そして、複合的な絡みがあるという発見もしばしばありました。

この『調べる』行為がとても大切で、自分のステップアップにつながるのです。

ここでの注意点は、我流を教えてはダメ、ということです。

ビジネススキルもスポーツと同じで、 理屈で基礎を学び、実践を通すことで体が自然と反応するようになります。

そうなったところで、人に教えることで改めて理屈の基礎を振り返ることができます。

それが自分のためなります。

自分がデキる、というエリアが出来てきたら教えるということしてみましょう。 自分の成長につながります。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

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分割損という考え方 ~仕事はどう切っても損が生まれる

大きな仕事など、複数の人で仕事をするときには役割分担をすることが多くあります。
仕事を複数に分割して役割分担をするときには、「分割損」というものが生まれます。

今回は、XYZという「モノ」を作る仕事をイメージして書いてみたいと思います。論点をシンプルにするために、このXYZを作る作業プロセスを5つとして、これを5個つくることとします。

ひとりで全部やる

ひとりでこの仕事を全部やるなら、5つのプロセスを全て学び、5個を全部自分で作ります。 この場合、誰にも引き継ぐこともなく全てをひとりでやりきってしまいます。

ですが、実際の仕事ではプロセスがたくさんあったり、量が多かったり、役割分担やらで仕事を分割していきます。

タテに切ってみる

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図のように、プロセスごとに仕事を役割分担します。 Aさんは、ずっとプロセス1という感じです。

このように分割すると、AさんからBさんへの仕事の引き渡し、引き継ぎが発生します。

この作業が分割損を生じます。

引き継ぎミスなどがそれにあたります。
工場などの大きな流れ作業の現場では、引き継ぎも手順化されていて引き継ぎミスなどはほとんどない、と言われるかもしれませんが、ミスはないとしてもそこまでの手順化にかけた時間とコストがあります。

いずれにせよ、プロセスを経る際に作業をする人が変わるということは、何かしらの損を生むのです。

ヨコに切ってみる

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その考え方は仕事をヨコにきっても同じです。
ひとりの人が全てのプロセスを習得するには時間とカネがかかります。

そして、人ごとのバラツキが製品ごとの品質レベルに生まれます。生産性にもバラツキが生じます。

タテに切っても、ヨコに切っても損は生まれる

このように仕事を分割すると「分割損」というものが生じます。

ただ、ここで言いたいのは、「分割損が悪である」ということではありません。 仕事をする上で役割分担は必要です。

大きな仕事、多くの量を作る仕事になればなるほど役割分担は必要となります。

そして、その時にどういう仕事の切り方をすればより良いのかを考えることが必要だと思います。

どの切り口で切っても、それぞれメリデメがあります。それを理解した上で判断するといいと思います。

モチベーションやスキルアップも考慮しておく

仕事を分割して、人を役割にはめ込むと組織マネジメント的には品質と生産性は安定していきます。

ですが、実際にやる人は人間です。個人の裁量や特徴が出せない仕事になればモチベーションも下がって方ます。

ローテーションやスキルアップも考慮しておいた方がいいです。

細かく切りすぎないほうがいい

仕事を切れば損が生まれます。 ということは、細かく切れば切るほど分割損が生まれてしまいます。

仕事を綺麗に整理して分けようとすると、細かくし過ぎてしまうケースに陥りがちです。

効率化と思った分割損のバランスを考えて判断しましょう。

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