コンフリクト(対立)はプロ意識から発生するもの
今週、2日間の社内のマネジメント系研修を受けているのですが、そのメニューの中で社内のいくつかの他部門の人の話を聞く機会がありました。例えば、Legalとかそういったところの人たちの話です。
普段、社内の他部門の人と接するときは、何かしらのビジネス関連で接することがほとんどで、純粋に他部門の人たちの話を聞くことはあまりありません。
そして、それらの話を聞いていて思ったのは、当たり前ですが、それぞれの人が自分の仕事に責任を持って自分の仕事をしている、ということです。
つまり何かというと、どこの会社や部門でも同じだと思うのですが、社内であっても部門や役割が異なるとコンフリクト(対立)が発生します。
例えば、製造部門と品質検査部門や、営業と開発部門など。
お互いに文句を言い合い『あいつら分かってない』ということもあります。
ですが、突き詰めれば、それぞれが自分の仕事に責任を持っているからこそ、このようなコンフリクト(対立)が発生するのではないか、と思いました。 ほとんどの場合、それぞれの立場で主張していることは、それぞれの観点で正しいことを言っているのです。 逆に、極端な話、自分の仕事に責任を持たずにやると、特に主張を通す必要もなく、簡単に譲ってしまうのでコンフリクトはおきないと思います。
つまり、コンフリクトの源泉はプロ意識なのではないか。
ということは、そのお互いのプロ意識を同じベクトルに向ければいいのではないでしょうか?
どちらも同じ会社の人間であれば、広義には目的は同じはずです。
お互いの意見を尊重しつつ、ビジネスとしての共通の目的を共有することでコンフリクトを解消する糸口が見えるのではないか。
すべてのコンフリクトがこのようなアプローチで片付けられるとは思いませんが、解消のための方法のひとつとして持っておくといいと思いました。
ザ・ゴール2 思考プロセス
この記事を書いていて、昔読んだザ・ゴール2を思い出しました。
たしか、コンフリクトを解消するアプローチが書いてあったな、と。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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本棚から引っ張り出してみたところ、
現状問題構造ツリー
雲(対立解消図)
未来問題構造ツリー
前提条件ツリー
移行ツリー
などのアプローチが書いてありました。昔読んだときはイマイチしっくりこず、使いづらそうだなぁ、と思ってそのままお蔵入りした記憶がうっすらあります。
いま読めば新しい発見があるかもしれないので、時間ができたときに読んでみようと思いました。
必ず根拠を持って判断しなければならない
誰しも大なり小なり判断をしながら仕事をしていると思います。
右に行くのか、左に行くのか。進むのか止まるのか。なぜそのやり方でやるのか。
日々、判断の連続です。
私の感覚ですが、あまりにも判断の根拠がなく決めている人が多いと感じています。
何かを判断し決めるときには、必ず自分なりの根拠を持って判断するようにしましょう。
特に理由はないとか、なんとなくとそう判断したというのはやめた方がいいです。
もちろん判断を誤ることもあります。
そのときの判断に根拠がなかったら次につながりません。なぜ判断が間違ったのかの反省ができないからです。
同じく判断が正しかったときも振り返ることができます。なぜ正しかったのか、と。
若手が何かを決めたときには、だいたい『何でそう判断したの?』と聞きます。
そのときに根拠を説明できれば、よっぽど失敗が目に見えているような判断でない限り基本的に許容します。
逆に、根拠が説明できなかったり、曖昧でなんとなく決めてたときには差し戻しをします。
その繰り返しが成長につながるからです。
仕事と作業
私は、『仕事』と『作業』という言葉を、けっこう明確に意志を持って使い分けています。
『作業』というのは、何も考えずに与えられたことをそのままやるだけのことを指しています。 一方、自分なりに意志を持って、作戦を立て、試行錯誤し、判断しながらやることが『仕事』です。
時々、メンバーに与えた仕事をそのメンバーがあまり考えずにそのままやっていると、
『作業を依頼したのではない、仕事を頼んだのだ。仕事をしようよ。』
と言うことがあります。
どんな仕事であれ、
- どうやったらいいものができるか
- 効率的にできるか
- 速くできるか
を考えて取り組んだ方がいいです。
それが自分の成長につながります。この積み重ねがまわりと差をつけていくのです。
【東洋経済オンライン 掲載記事】「何でも自分でやりたい病」を治す方法
今週の水曜日に東洋経済オンラインに記事を掲載したのですが、『いいね』が1900くらいついちゃっていたので、せっかくなのでブログでも紹介します。
他にも多数記事を掲載しているので、よろしければご覧ください。 こちら。
Winボタンを使ったショートカットをたまたま発見した
普段使わない慣れないPCでExcelを使っていたところ、新しいショートカット技を発見しました。
Excelで『Ctrl + →』でデータの端っこまで移動させようとしたら、Ctrlボタンを押し間違えて『Win + →』のボタンと押してしまいました。 すると、アクティブなウィンドウが右端に移動しました。
ということで、Winボタンといろいろなボタンを押しまくって、いくつかショートカットを見つけました。
Win + ↓ : アクティブウィンドウのサイズを小さくする
Win + ↑ : アクティブウィンドウのサイズを最大化する
Win + ← / → : アクティブなウィンドウを右/左に移動
Win + Space : PCのデスクトップ画面を一時的に表示
今回は小ネタでした。
『mine』始めました
メルマガのまぐまぐ!が9月に「mine」というWebサービスを立ち上げました。
どのようなサイトかというと、
mine(マイン)とは、人気作家の「記事単位の作品」が届けられる新しいプラットフォームです。作家が書きたかったこと、勢いで書いてみたこと、書かなければいけなかったことなど、どうしても伝えたいメッセージを最小単位の「作品」に仕上げて、読者にいち早く届けるサービスです。
とのこと。
この度、そちらからAuthorとしてのオファーが来ましたので、お受けし記事を書いていくことになりました。
本業もわりと常に修羅場で、ものを書く仕事をこれ以上増やす余力はあまりないので、最初は受けるつもりはありませんでした。
ですが、このサイトで記事を執筆している人たちがそうそうたるメンバーが名を連ねていたので、せっかく声がかかったので、ということで始めることにしました。
これも自分の新しいチャレンジとして前向きに取り組んでいきたいと思っています。
mineの記事は無料記事もありますが、基本は有料記事となります。
よろしければ、ときどき覗いていただければと思います。
私の記事はこちらにリストされています。
できるかできないか、それは自分が決めること
難しいことにチャレンジするときに、まわりが、そんなの無理だよということがあります。
ですが、無理かどうかなんて誰にもわかりません。
簡単でできると思われていた仕事を失敗することだってあります。
まわりがなんと言おうと、自分ができると思ったなら、できるまでやり切ることが大事です。
大抵のことは強い気持ちを持っていればやり切れると思ってます。
自分が諦めしまってはそこでおしまい。
できるかできないかは自分次第です。
どうせなら前向きな言葉を発する方がいい
私のプロジェクトは月並みに表現すると『忙しい』です。個人的には忙しいという表現は好きではないので使いませんが。
しかも、半端ない忙しさです。しかも、数年間ずっとそんな感じです。
ときどき、
『どう調子は?』
とメンバーに声をかけると、
『いや~、忙しいっす。』
と答える人が多いです。
そんなとき私は、
『いいね~、やることがたくさんあって』
『成長するチャンスじゃん』
と言ったりします。
目の前の現実は同じです。どうせなら前向きにとらえた方がいいと思っています。
コップに水が、
『これだけしか残っていない』
と思うのか、
『こんなにも残っている』
と思うか、選ぶのは自分です。
プレジデント 9月26日発売号に記事が掲載されました
今週発売のプレジデントにインタビュー記事が掲載されました。
資料作成の特集で、『手書き8割、PC2割』という記事です。
書籍でもこのテーマは書いていますが、プレジデントではロジカルシンキングと絡めて話を展開しています。
本屋、コンビニ等で見かけたら覗いてみて下さい。
過度なエスカレーションは自分を下げてしまう
エスカレーションとは、組織上『下位にいるものが上位者に対して対応を依頼する』ことです。
ビジネスの場では、何か対処できない問題が発生したら『早くエスカレーションをしろ』とか、 エスカレーションをせずに問題が発生したら、『なんでエスカレーションをしなかったのか』と言われることが多くあります。
エスカレーションはチームとして、組織として仕事をすすめる上ではとても大切な行動です。
特に若いうちや、自分にスキルが足りていない状況のときは、自分でやりきろうとして失敗しないようにエスカレーションをすべきです。
ただ、エスカレーションをしすぎると自分を『下げて』しまいます。
エスカレーションの種類には3つあります。
自分に対処できない仕事についてヘルプを求める
上位者から上のレイヤーでの調整を求める
隣の組織/チームとの調整を求める
すなわち、『いずれも自分の手に負えないものを上位マネジメントにお願いをする』ということになります。 すなわち、『自分の能力の限界を表明している』ということになります。
なので、あまりにもエスカレーションが多いと自分が仕事をできないということを宣言していることになります。
もちろん、上位や横並びの組織との調整は最終的に上位マネジメントの仕事ですが、事前調整・事前ネゴまでを済ませておいて、最後の調整だけ上司にお願いする、というところまでできていればより良い対処となります。
会社・組織によってはあまり越権行為をすると、逆にマイナスになってしまうと思いますが、自分が属している組織風土に応じて活躍範囲を最大限にしていくといいと思います。